兎鳥庵 日記

インコ3羽と ウサギ9羽にヒト1人の日常です                  - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

悪夢の続き

事件の翌日、きち先生に電話で相談しました。
先生は妊娠しているかな~というような感じでいらっしゃったので、ハクの母親は生後16週ですでに妊娠中期であったこともお話ししました。
(ユキは事件当時、20週齢)

事の次第を話し終わったとき、先生の反応は意外なものでした。

「イヌやネコだったら、着床しないようにする薬もあるんですが、ウサギには分かりません。

だから・・・ 暖かい目で見守ってあげては如何ですか?


「いえ、そうではなくて・・・
産まれてしまっては困るので、胎児が育つ前に避妊手術をお願いできませんか?」

「後を引きずらないんだったら、それも選択肢の一つかもしれませんけど・・・。」
と言いつつも、何を聞いても、その後の先生のご発言は産ませることを前提にした事ばかり。

結局は、寒い時期は術後管理が難しいので去勢・避妊手術はしていないとの事で、受けていただけませんでした。
やるんだったら、何かあったときすぐに対応してもらえるよう、近くの病院にした方がいいとも言われたので、エンセファリトゾーンの治療中でも手術を受けることに問題はないかということだけは確認しました。

でも、お話をしているうちに、とっても悲しい気持ちになっちゃったんです。
私、そんなにおかしいこと言ってるかな・・・って。
確かに今回の件は飼い主の管理不行き届きが原因だし、産まれたら困るというのも100%飼い主の都合です。
それでも、EZ陽性が確実で何割かは前歯のバッティングを受け継いだ子が産まれる。
この種のウサギは子だくさんで、10羽以上産まれることだってある。
それをどうしろっていうんだろう・・・。
これ以上責任もって飼えないから、早期に手術してくださいって言うのがそんなに悪い事なのかなぁって。
もちろん、きち先生はユキの事を考えておっしゃってくださっているのでしょうけど。

それに、これは、とても近くの病院に頼めるような内容じゃありません。
EZ発症していて、妊娠していて、それをできるなら1週間以内にお願いしたいなんて。
健康な子ならいざ知らず、持病を持った子の緊急時なのに。
こういうときに力になってもらえないなら、何のためのかかりつけなんだろう・・・って思っちゃいました。
問題のある子だからこそ、ずっと診てくださっている先生にお願いしたかったのに。


ヘンなものがあるし

〈おニューの空気清浄機とユキ。早速、シッコをかけました。〉


まさか、こんな理由で断られるとは思ってもみなかったのですが、きちさんの手術のスケジュールがぎゅうぎゅうで早期にやっていただくことが難しければ、あずさんにお願いすることも考えていました。
きちさんが 「時期が悪いから近いところでどうぞ」 って断られた事をより遠くのあずさんにお願いをするのは、全然すじが違うし滅茶苦茶だよね・・・
って思いつつも、もう他に頼れるところはないし。

夜も遅かったので、翌日に電話をするつもりで、とりあえず打診のメールを入れたところ、
「ハイリスクだけど、それを承知してもらえるならやりましょうか。」
とのご返事。
あぁ、ありがたや・・・捨てる神あれば拾う神ありだわ・・・
と、翌日、診療が終わる頃の時間を見計らって電話をしました。

あずの松岡先生のお話では、やはり、軽度とはいえ神経症状の出ている子は麻酔のリスクが高くなるし、遠距離での日帰り手術は覚悟がいる、こういうケースは今までなかったので・・・とのことでした。
前にハクたんの去勢手術をお願いした事はありましたが、女の子の場合はお腹を切るから、やはりそれなりに後が大変なのでしょう。
イチは近場で手術した子ですが、それでも手術の後、立ち直りにすごく時間がかかった記憶があります。

大丈夫かな・・・
やっぱり、無謀かな・・・
不安ばかりがつのりますが、もう猶予がない。
胎児が大きくなれば、それだけリスクも高まるでしょうし。

22日の金曜日に手術していただいて、術後の状態によっては1、2日入院ということにすれば何とかなるかと、それでお願いしました。
(入院というのも善し悪しだそうですが)
自分の休みが取れるのも22日くらいしかなく、こちらの条件を100%聞いていただいた形です。

「どうせ、産んでも多分、自分じゃ育てないんです。
自分はいつもついて介助してあげられるわけじゃないから、いずれは子ウサギは死んでしまうと思います。」

(ラボのウサギさん、何回か出産したケースがあるのですが、育児率ゼロ、ハクたんが育ったのはスタッフさんの手厚いお世話の成果なのです。)
と言ったら、
「そうですね、どこで線引きして終わりにするかってことですね。
お産で死んじゃうって可能性もありますからね。」


そうよね。
手術することのリスクばかり考えていたけど、そのままにしておくリスクだってそれなりにあるのです。
「あせってやると、ろくな結果にならないから」
と先生はけん制してくださったけど、 「寒い」 という以外はいつ手術したって同じこと。
それなら、やっぱり 「産む前に」 なのです。



かなり無謀だけど、覚悟を決めてあずさんにお願いすることにしました。
ユキは今はとても元気にしているし、何よりも運のある子だから・・・
無事に帰って来られる事を信じることにしました。

でも、本当にこれで良かったのか・・・
ごり押ししてでもきち先生にお願いするのがユキのためだったんじゃないか。
でも、先生のポリシーを曲げてまでやってくださいとは言いたくない。
だって、自分がそれを言われたらイヤだもの。
きち先生の真意がイマイチ分からない事もあり、それも何とも。
当分、悶々としそうです。

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コメント


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精神的に大変なことと思います。

ご存知かと思いますが、「あなたがウサギにできること」のダックス先生も、メールで相談に乗ってくださいます。
http://www.usagi.cn/
私も以前相談させてもらったことがあるのですが、レスポンスも早いですし、先生の意見も(押し付けでなく)教えていただけます。

どのような選択をしても悩みは尽きないと思いますが、
ご自分の決断に自信を持ってくださいね。

ゆかぴー | URL | 2010年01月21日(Thu)09:48 [EDIT]


一番いいのは、妊娠しているかどうかが分かればいいのですけれどね。
でもなにしろ、飼い主募集できない子ウサギがわらわら生まれたら・・・・それこそ悪夢です。きっと先生は「受胎している確率は限りなく低いから、まずはないと思う。だから今回は避妊手術をあわててする事はないと思う。だけど物事100%という事はないから・・・」って、頭の中で言ってたのかもしれませんね。
手術が無事に済めば、万が一の悪夢からは解放される事もとても重要。どんなに大丈夫と思っても、裏の裏をかいてやってくれるのが動物たちです。絶対の安全は、どう転んでもなりようがないという場合だけ。その点、以降ユキちゃんは心配しないで済みますよ。

チーママ | URL | 2010年01月21日(Thu)12:21 [EDIT]


あ!(@@)

ちょっと気がついた事があります。
おじさんが頑張っただけじゃ、交尾は成立しない。
ユキちゃんもそのつもりじゃなけりゃ・・・ で、ユキちゃんは発情らしきものあるのかしら? リキちゃんにマウンティングしたりとか。 でなければ、おじさんが来ても「伏せ!」ってなってお尻もペッタリつけちゃうから、不成立よね。嫌がるものを無理やり・・・って出来ないのが、動物界じゃないかな?
さて、ユキちゃんやいかに?

チーママ | URL | 2010年01月21日(Thu)13:03 [EDIT]


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| | 2010年01月21日(Thu)19:07 [EDIT]


ちゅんちきさん、前回『できてない事を祈ります』なんて悠長なこと言ってしまってごめんなさいm(__)mそんなこと言ってられない状況ですよね。獣医さんもそれぞれお考えがあるから何ともいえないけど、悶々としてしまうお気持ちわかります。結果はどうなるかわからないけど、ちゅんちきさんがベストだと思った方法でいいと思います。そうよ!ユキちゃんは強運のウサギさんなんだから!

ゆり | URL | 2010年01月21日(Thu)22:55 [EDIT]


正しい答え

こういう案件に対しては考え方も様々、
対処法は何個かあっても絶対的な正解なんてないと思うんです。
ウサちゃんド素人の私でも、ちゅんちきさんと同じ方法を取ります。
先生のポリシーもあるだろうから、できるだけ賛同してくれる先生に託したいです。
リスクはどの道あるし、どの道も困難であるなら
ちゅんちきさんが選んだ道が最良の道だと思います。
何はなくともちゅんちきさんのお身体を第一優先に過ごして下さいね!!!
しっかり食べて、できるだけ寝ること!!!
何にもできなくとも、心の底から応援していますよ!!!

さってぃん | URL | 2010年01月22日(Fri)21:29 [EDIT]


こんばんは。私は、ちゅんちきさんの判断に賛成です。
他に選択の余地はないように思いますし、時間的ロスは
誰のためにも良くないとも思います。
いろんなお考えの先生がいると思いますが、最終的には
保護者責任者であるちゅんちきさんの決断でいいと思い
ます、私は。
何かお役に立てればいいのですが・・・
また寒くなるようなので、ちゅんちきさんも栄養とって
風邪など引かないように、お体大切にしてくださいv-22

ちゃたろう | URL | 2010年01月22日(Fri)22:22 [EDIT]


今日ユキちゃん手術だったのでしょうか・・・
無事に済んでいることを祈ります。

私がちゅんちきさんの立場だったとしても、
同じように考えると思います。
とても温かい目で見守るような状況ではないですが、
先生の真意はどうなのでしょうね。。。
私もモコが通院していた時に感じたことですが、
獣医さんと飼い主というのは温度差があると思うことが、
多少なりともありました。
ちゅんちきさんの信頼していらっしゃる松岡先生に手術を
お願いできてよかったとホッとしました。
ユキちゃん、がんばって乗り越えてほしいです!
ちゅんちきさんも精神的におつらいと思いますが、
あまり思い悩まないでくださいね。

もこまる | URL | 2010年01月23日(Sat)02:33 [EDIT]


ゆかぴーさま
情報、ありがとうございます。
実は、ダックス先生には一度お世話になったことがあります。
帰省した際、レンが冷えウサになって死にかけたところを助けていただきました。
その代わり、しこたまお説教食らいましたけど。
でも、そのとき診ていただいた事で、今お世話になっている病院じゃウサギはダメだって気がついて、安心してお任せできる病院を真剣に探し始めたという経緯があります。
それにしても、ダックス先生、すばらしく強烈な方でしたね~、忘れません(笑)

チーママさま
ユキが発情しているのは普段の行動から分かっていましたし、ジャパニーズホワイトはよほどでなければ誰でもOKの大らかなウサギさんなので・・・。
実験で交配させるのもこのくらいの週齢ですし、まい君がよっぽどヘボでない限りは・・・だったんですけど(笑)

ゆりさま
本当にユキは強運なウサギです。
良い先生がお二人もついていますから、これからもがんばって生きてくれると思います。

さってぃんさま
絶対に正しいことはない、本当にその通りだと思います。
先生のポリシーはあってしかるべきですが、こちらの事情がそれに添えない場合には悩んでしまいますね。
ウチは「命があるだけで有難く思え!」的なスパルタなので、きち先生のスタンスとはそぐわない面もあるのかも・・・と思っています。

ちゃたろうさま
ユキにも先生方にも面倒をおかけしてしまいましたが、とりあえず、落ち着くべき所に落ち着いて良かったです。
飼い主の事情でしかないのですが、仕方ないですね。
応援、ありがとうございました!

もこまるさま
きち先生は本当にウサギ本位な方なので・・・。
それは分かっているのですが、今回はそれどころじゃなかったという・・・。
松岡先生がこちらの事情をよくご存じで、何でも言える間柄だったので、助かりました。
なかなかここまでしてくださる先生はいらっしゃらない
としみじみ・・・です。

ちゅんちき | URL | 2010年01月24日(Sun)16:20 [EDIT]