兎鳥庵 日記

インコ3羽と ウサギ9羽にヒト1人の日常です                  - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

健康診断(2007年9月22日) ― チェリー、まさかまさかの痙攣発作寸前

ヤッピーのメガバクテリアとチェリーの治療を担当してくださった先生は今年の3月で退職され、その後はベテランの女性獣医さんが担当してくださっています。
2年半前、チェリーのトリコモナスを治療してくださった先生です。
当時、チェリーはまだヒナッ子で、治療が終了したときは雛換羽真っ最中の迷彩色でした。
お世話になった先生に、キレイな桜文鳥になった姿を初めて見ていただくことになります。

「では、チェリーちゃんから診ましょう」 と言われて、文鳥たちのキャリーを診察台に乗せました。
ヤッピーは相変わらず逃げ回っていますが、チェリーは普通にしています。

「気になることはありますか?」 と聞かれたので、
「あれからずっと餌を制限しているのだけど、体重がどうしても減らないんです。
くちばしも、伸び続けていて…」 と答えました。

先生はキャリーからチェリーを取り出して、
「爪、切りましょうね」 と言ってパチパチと手際よく切ってくださいました。
この先生は、よく爪切りをサービスしてくださいます。
トリコモナスで通院していたときも、チェリーは毎度、先生に爪を切ってもらっていました。
そういえば、この前はヤッピーしか切らなかったよね…
と思い出しながら、爪切り1回得したなーと内心、ニコニコ。

「爪、伸びてたかな~」(健診前日)


ところが、爪だけ切って、体重もまだ測っていないのに、先生はパッとチェリーをキャリーに戻しました。

「痙攣が起きそうなので…」 と先生。

「え?」 (飼い主は何を言われているのか理解できません)

「今、痙攣を起こしそうだったので、戻しますね。
文鳥さんは、よく痙攣を起こす子がいます。
痙攣の前には、目が泳ぐんですけど、今、チェリーちゃん、目が泳いだので…。
あ、まだ泳いでますね…。
今、くちばしを開けて開口呼吸しているでしょう。
ひどい場合には、この後、痙攣がきちゃうんですけど…チェリーちゃんは大丈夫そうですね。」


ここまで言われても、まだ飼い主には目の前の出来事が信じられません。
ぽかんと口を開けて、二の句も継げずにおりました。
先生の言葉は、夢の中の出来事のように、すーっと頭の中を通り過ぎて行きました。

「ほら、人が通るたびにチェリーちゃん、ビクビクしているでしょう。」
この病院は、いくつかある診察室が全部ドアでつながっていて、検査に連れて行くのか、病鳥をかかえた獣医さんや看護師さんがしょっちゅう後ろを通ります。
そのときも、わらわらと何人かの人が後ろを行ったり来たりしていました。
可哀想に、チェリーはそのたびに身体を大きくびくつかせ、心ここにあらずといった様子で口を開け苦しそうにしています。

「チェリーちゃん!」 と呼んでも、反応はありません。

まさか、そんな…
だって、チェリーちゃんは、チェリーちゃんは…天下無敵のチェリーちゃんなのに…
そんな筈ないよ…。

「今まで、こんなこと一度もなかったのに…、なかったのに…」
と、へなちょこ飼い主は、オロオロと繰り返すばかり。

「久しぶりの病院で、ちょっとびっくりしたんでしょう。
緊張して、急に血圧が上がってしまったんでしょう。」

と先生はおっしゃいました。

そして、隣でジタバタしているヤッピーを見て、
「ヤッピーちゃんは大丈夫です。」

何とも、文鳥は見かけによらないものだとビックリ。
今まで、ヤッピーのことばっかり心配していたのに、チェリーの方が要注意鳥であったとは…。
そういえば、チェリーは変なときにビクついて硬直していることがあったなー、と今更ながら思い出しました。
新しいケージの3段目の高い位置にある止まり木にとまったとき、新しいデジタル一眼レフカメラを向けたとき…
ヤッピーは何ともないのに、チェリーは、ひたすらこわばっていましたっけ…。

ようやく気を取り直して、癲癇とは違うのかとお聞きすると、これがひどくなってくると癲癇発作になるけれど、チェリーはまだ大丈夫だということでした。
「日常生活でも、あまり脅かさないように気をつけないといけませんね?」 と確認しましたら、
「いえ、気にしなくて大丈夫ですよ」 ということでした。

今まで見たこともないチェリーの痛ましい姿に呆然としつつも、でも、不思議と心配はありませんでした。
大丈夫、先生が目の前にいらっしゃるもの…と、大船に乗った気分でありました。

「今日はこのままフンの検査だけにするって手もありますけど」 と先生はおっしゃいましたが、
飼い主は、心の中で 「ヤダヤダ、全部診てくれなきゃ帰んないもん」 とダダをこねていました。
それを察してくださったのか、
「チェリーちゃんは、もう少し後にして他の子を先に診ましょう」 と言ってくださいました。


「もう食べてもいい?」 健診後のキレイな爪


病院慣れしているはずのチェリーがどうしてこうなっちゃったんだろう?
帰りの道々、ずっと考えました。

いつもはバッグに入れるキャリーを風呂敷に包んだから?
いえいえ、トリコモナスで通院したときと同じ風呂敷です。
肥満治療のため最初にこの病院を訪れたときは、紙袋でした。

いつも一緒にゴキゲンでケンカしいしい通っていたヤッピーが、今日はジタバタ暴れまわっていたから?
それとも…獣医さんが変わったから?

…そういえば、チェリーは先生が変わったことを知らなかったのでした。
前の獣医さんは、ヤッピーにもチェリーにも絶大な人気を誇っていました。
ぶんちょのココロが分かる、いい先生でした。

でも、今の先生だって、すごく優しいし、説明も分かりやすい、素晴らしい先生です。
うーん、やっぱり文鳥たちとは相性悪いのかなーと、ちょっとへこみそう。

しかも、しかも、もしそうだとするなら、チェリーのヤツ、命の大恩人を忘れてしまっていたということではありませんか!
まさか、覚えてないの?
許しがたい恩知らずです。

ともあれ、この後、チェリーの発作は治まり、無事に診察していただくことができました。
大事に至らなくて、よかったです。

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