
何の前触れもなく、突然のことでした。
明け方、変な時間に起きてきてウサギたちの世話をして。
その時にはいつもどおりでした。
その後、小一時間ほど寝て起きてきたら、餌入れの下でうずくまって亡くなっていました。
レモンさんは片足を骨折して不自由だったので、ときどき止まり木から落っこちることはあって。
それが夜間だと、そのままそこで朝まで寝ていたりもするので、すぐに動き出すんじゃないかとも思ったのですが。
ただ、いつもとは反対側にいたのでイヤな予感はしたのでした。

在りし日のレモンさん。
足が不自由だったので、お部屋を自由に飛ぶこともままならず。
それでも、いつも朗らかで可愛いレモンさんでした。

レモンさんはメロンさんと共に、2012年9月23日に SeekFamily さまからやって来ました。
保護主さんが猫ボラさんで、保護にゃんだらけのお部屋で(一応、ニャンコはインコエリアには入れないようにはなっていました)インコsがひしめいていたのは忘れられない光景でした。
捨てられるところだったインコsは、間一髪のところで保護主さまに助けられ、そのうちの2羽が我が家の子になったのでありました。
幸い、仲間のインコたちも次々に家族が見つかって。
今思えば、メロレモたちも鳥一筋のご家庭にもらわれていれば、もっと幸せに暮らせたんじゃないかとも思いますが、我が家の一員になったのも何かのご縁。
この子たちが来た当時は、チェリー&ユッピーの文鳥sも健在で、鳥さん総勢5羽とにぎやかなことでした。
ひと頃よりは落ち着いていたとはいえ、里親募集のダッチさんたちもひしめいていて。
毎日のように誰かがケンカして、また他の誰かが病気したりして。
目が回りそうな日々でしたが、あの頃は自分もまだ若かったんだな~って。

小鳥の病院で診ていただいて、この子たちの年齢はどのくらい?
って先生に聞いたら、足の皮膚の感じからしてもうお年とのことで、ちょっとがっかりもしましたが。
じゃあ、あと2-3年も生きてくれればって、そんな感じ!?
とも思いましたが、あれから5年7ヵ月。
不幸な生い立ちの割には、それなりに生きてくれたのかなとも。
セキセイインコたちの陽気なおしゃべりは心地よく、いつも癒されていました。
手乗りにならなくてもいい、いつもお部屋の片隅でさえずっていてくれれば。
そう思ってお迎えした子たち。
レモンさん、ありがとう。
レモンさんのハンデに負けない強さ、そして愛らしさにどれだけ励まされたことか。
それなのに・・・ あまりいい飼い主になれなくて、ごめんなさい。
メロンさんにはもう少しこっちにいてもらいますから、お互い寂しいでしょうけど。
自由な身体になって、存分に羽ばたいてくださいね。
じゃあ、またね!


