

同行避難について 実際の避難先 :
車中泊 44 (熊本は比較的どこにでも駐車できる)
実家、知人、親戚 19
学校、避難所 16
職場 5
広場 2
ビジネスホテル 1
家は危ない状態だったがウサギのために逃げなかった方も2人いましたが、約6割は同行避難されたということです。

同行避難できる場所を知っていますか?:
学校 31%
ウサギさんの場合はニュースにならないのであまり知られていませんが、実際には受け入れてもらえる場所がかなりあったということです。
確実なところだけでも7校ありました。
テレビでは、動物の避難場所がないということの方が絵になるので、そういう放送がされていましたが、先生が避難された場所にもウサギさんもイヌネコさんも結構いたそうです。
動物を拒否する感じは、なかったそうです。

実際、同行避難は可能だったのか?:
学校だと踊り場のような場所に置くことになるケースが多かったが、季節的に暑くもなく寒くもない温度帯だったので、特に問題はなかったということです。
先生方は、「ペットはダメ」 と言ったけれども、避難している方々が 「いいよ、いいよ」 と言ってくれて、ウサギが避難場所の癒しになったという方も結構、いらっしゃったそうです。
中には、お医者さんがいらっしゃるような避難所だと、ウサギはダメと断られることがあったようです。

熊本の特異性:
クルマの保有率が非常に高く(一家に2台程度)、どこにでもとめられる。
地震の対策があまりできてなくて、ルールが全然ない:
いい意味で、イヌもネコもウサギも避難所に受け入れられた。
ラテン系というか、落ち込まない性格。
復旧工事も済んでいるのは大規模なところだけで、病院も含め、一般の方々のところはまだ先という状況だが、みんなそれを受け入れている。

同行避難について 移動状況 :
ほとんどが普段飼っているケージか、キャリーで避難。
マンションに住んでおられる方も多くて、1人ではケージのまま持ち出せないので、キャリーで移動したが、そうなると避難している間、1ヵ月間くらいずっと狭いキャリーの中で生活させざるを得ず、困ったという声もありました。

同行避難について 持ち物 :
基本的には、牧草とペレット
フードはいつもそばに置いているので、食餌に困った方はあまりなかったようです。
今後のために、すぐに牧草とペレットを買い求めた人も多かったそうです。
少数意見として、ホッカイロ、ファン、保冷剤など。
熊本は例年だとゴールデンウィーク明けにはすごく暑くなりますが、今年に限っては、非常に温度帯が安定したいい気候でした。
野菜、小さい包丁、サプリ
こういったものも考えておいた方が良いでしょう。

地震直後の写真と思われますが、左の写真では、うさケージの上に棚が崩壊しています。

同行避難について ウサギの状態 :
当初は落ち着かなかったが、数日(3日~1週間くらい)で慣れてきた.;
1ヵ月間くらいは、小さな便をして、細々と耐えていくという状況になるそうです。
ペレットコントロールをしている子は盲腸が発達しているので、このような状況下でも大丈夫だったという方が多かったそうです。
少数意見では、ウサギの周りに人が集まってたとか、子供たちの人気者になっていたとかという話もよく聞いたそうで、皆さまが思っているほど悲惨な状況ではなかったということです。
ただ、こういうところにたどり着けた人と、たどり着けなかった人がいるので、そういう情報をどう共有していくかが課題です。
今回、うさぎのしっぽさんにもお願いしてメーリングをしてもらったのですが、地震のときは皆さん、メールを読んでいる暇もないですし、ニュースも全然見てませんし (ケーブルテレビだと全然映らない) 、情報が全く入りません。
電話やラインでダイレクトにお友達に教えてあげるのがいい方法なのかもしれません。

同行避難中大変だったこと:
一晩中抱いていた。
温度管理など。
(気候の良い時期だったので、それほどでもなかったが)


