
ぶっちの人気に改めて驚いております。
実験ウサギとして生まれながら、多くの方に愛されて幸せな子でした。
ぶっちの最期の様子は、また改めて書くことにいたしますね。
今日は、どうしてもの仕事をやっつけてから、有給をいただいて、ぶっちをきちさんに連れて行きました。
昨夜、亡くなってすぐに病理検査の依頼をしました。
今日のお昼休みに剖検したいので、なんとか午前中に連れて来れないか?
とのことでしたが、今日はあいにく、お仕事大忙しの日。
どう考えても午前中は身動きが取れないのですが、仕事が終わり次第駆けつけたとして、早くても1時半くらいにはなってしまうことをお伝えしたところ、それでもOKとのこと。
結局、お仕事押せ押せで、おまわりさんを気にしつつ西湘バイパスぶっ飛ばして病院に到着したのが2時でした。
あれ以来、怖くて体重が測れなっかったので、病院で死亡後の体重を測っていただきました。
1.16kg でした。
「1kg くらいまでは痩せる」
とおっしゃった、先生の言葉通りでした。
最後はケージの中を歩くことすらできないほど、痩せ切っていました。
昨日、帰宅して、ぶっちが倒れているのを見てすぐに一通りの状況は先生に電話を入れてありましたが、改めて最後の様子をお話しすると、
「やっぱり、それは発作ですねぇ。」 と。
最後は頭をのけぞらせて、ゆっくりと痙攣し、口をパクパクさせて呼吸し、激しい眼振もありました。
剖検は、最後まで立ち会わせていただきました。
肺がもうとんでもないことになっていて、これではさぞ苦しかったことだろうと思いました。
全体が赤くまだらになっていたのと、大小不定形の結節が多数。
見た目ぽにょぽにょな感じでしたが、触ったら、結構固くて。
中には膿がたまっていました。
その他には、おそらく腸間膜リンパと思われますが、やはり、大量の膿がたまっていて。
それ以外は特に異常はなく。
胃はとてもきれいだということでした。
潰瘍がないというのは、最後までストレスがなかったということだと言っていただきました。
胃の中には、倒れる直前に食べたであろうにんじんが、きれいにすりおろし状態で入っていました。
胃腸自体に問題がないのに、あれだけ食べられなかったのは、やはり、それだけの要因はあったのでしょう。
組織検査の結果をを待たなくては、うっかりしたことは言えませんが、先生の感触では、
「どうやら、例のもの (抗酸菌) とは関係なさそうですね。」
ということです。
確かに、はるちゃんのときと全然違います。
飲み込みにくそうにしていたから、気管内に何かあるのかと思っていましたが、これまたきれいなものでした。
最後にてんかん発作のようなものを起こしたので、脳も組織検査をしていただくことに。
病院の方から、葬儀社に出していただくので、ぶっちゃんとは、これが最後。
バイバイ、ってお別れしてきました。
剖検していただいて、やっぱり、どうしようもなかったのだと納得ができました。
朝、強制給餌したのを戻したような痕跡があったので、強制給餌がおヘタで負荷をかけてしまっていたのではないかとか気になっていましたが、そういう問題ではなさそうでした。
高齢で激しく咳き込んでいたはるちゃんでさえ、酸素室を導入してから1ヵ月も頑張ったのに。
ぶっちさんは、わずか3日。
進行の早さを見ても、別の要因なのでしょうね。
どうやら、抗酸菌の仕業ではなかったらしいというのが分かったのには、心底ホッとしました。
一番初めに症状が出たのがぶっちでしたから、やはり、この子は弱くて抗酸菌に負けてしまったのだろうとばかり思っていました。
感染の可能性を承知しつつお迎えいただいた里親さまも何人かいらっしゃいますので、同じ心配をしなくてもよさそうだというのが分かっただけでもありがたいです。
帰りは、その足で酸素室の返却に静岡市へ。
今日を逃すと、土曜日まで返しに行けませんし、ぶっちゃんの医療費と食費で大変なことになっていたこともあり、なるべくなら余計な出費は差し控えたいところでした。
(レンタル料は15日未満が1日1,000円、取りに行くと、設置・回収費用 7,000円 × 2 が浮きます。)
そしたら、驚いたことに、取次の方からお花をいただいてしまいました。

長期レンタルになる気満々で借りに行ったものの、まったくもって儲けにならない客でしたのに。
電話してからの2時間半で準備してくださっていました。
商売でやっているのではないことが、その方の話しぶりからもうかがえましたが、これでは儲けがありません。
ありがとうございました。
ぶっちゃん、よかったね。
ぶっちゃんのお花、とてもきれいだよ。
明日は、曽我先生の病院にイチさんを眼科診察に連れて行きます。
なんか、9月、働いてないです。
いつもなら、ただ働きばかりですが、たまにはこういうこともあるってことで。


