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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

TSUBASAより、8羽の鳥さん支援要請

ちょっと遅めのご紹介で恐縮ですが・・・

飼い鳥の保護活動をされております、 【NPO法人TSUBASA】 より、緊急レスキューに係る費用について、支援要請が出されておりますので、ご案内いたします。

レスキュー及び送金先の詳細は、こちらをご覧ください。

  【TSUBASAみらくる日記 レスキューした8羽のインコ・レポート(1)】


文鳥はインコじゃないと、まずは突っ込みたいところですが、それは置いといて・・・ (^^;;


かいつまんでご紹介すれば、

今年の1月下旬、とあるおじさんが10羽もの幼鳥(一部挿し餌中)を衝動買いした挙句、飼いきれなくなって、TSUBASAに引き取り相談に来ました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、TSUBASAでは引き取りを行う際、元飼い主さんには里親が決まるまでの飼育費用の負担が発生します。
が、おじさんは生活保護をうけている身で、支払い能力がない。
おじさんの態度もイマイチいただけなくて、あーだこーだやっているうちに、すでに死人が出ている (おじさんが最初に相談に来た翌朝) ことが発覚。
話が長引けばさらに被害者が出る恐れがあり、引き取りからレスキューに切り替えることをTSUBASAが判断、2月2日、残っていた8羽の鳥さんを引き取ってきたというものです。

保護鳥さんリスト:
 オカメインコ  2羽 (挿し餌中)
 文鳥      4羽
 マメルリハ   1羽
 セキセイインコ1羽



この件については、会員には先月、メルマガ配信により報告がありました。
ちょうど、御殿場ウサギさんの件であわあわしていた時、追い打ちをかけるかのように・・・。


関東でもまだ大雪が降ったりしていたような時期です。
そんな時に、保温もしないで幼い鳥を・・・
と思うと涙が出そうでした。

でも、少し時間がたって考えるに、これって、TSUBASAの活動が確実に実を結んでいることの証しなのではないかと思えてきたのです。


おじさん、悪いです。
養う能力もないのに、なぜ10羽もの鳥を買ったのか?
誰もが、まずそこを責めたくなるでしょう。

でも、こんなおじさんがTSUBASAを知っていて、相談に来た。
それって、すごくない?
って思うんです。

たまたま、お近くにお住まいで、知っていただけかもしれません。
でもね、TSUBASAのある、とり村って、全然目立たない小さな建物です (送迎用のワンボックスはど派手ですけど)
そこで鳥の保護活動をやってるなんて、興味をもって見ていないと分からないことです。


普通、動物を飼ったこともないのに店頭で可愛い姿を見て衝動買いした人が、その動物を飼いきれなくなった時にどうするか。
まずは、知り合いで飼ってもらえそうな人を探すのでしょうが、それもできない時は?
やっぱり、捨てるんだと思います。

でも、おじさんは、まずTSUBASAに相談に来てくれた。
そこを評価しなくてはいかんのではないかと思う訳です。


動物の保護活動をやっていらっしゃる方って、きちんと飼うことのできない人、捨てる人のことをすごく責めるような物言いをされることが多いです。
でも、それでは、捨てざるを得ないほど追いつめられた人をさらに遠ざけてしまうことになりかねません。

我が家に里子にやって来たセキセイのメロン&レモンの保護主さんも(実に温厚で人の良さそうな猫ボラさんでしたが)、 「空に放つ」 と言った元飼い主さんのことを 「二度と関わり合いたくない人種」 と言い放ったほどアタマから湯気吹いていらっしゃったのが今でも印象に残っています。

このとき対応したTSUBASAのスタッフさんも、さぞお腹立ちだったことであろうと思うのですが(文面からにじみ出ている・笑)、おじさんとケンカ別れすることなく、引取りに成功したことは評価に値すると思うのです。


あんまりカムカムウェルカムでは、飼育放棄したい人殺到!
になってしまう可能性も大いにありますし、さじ加減の難しいところではありますが、それでも、やり場のない動物を抱えて右往左往している人にとって救いの場所であってほしいと思うのです。


TSUBASAは、現在、認定NPO法人を目指して頑張っています。
優良な動物保護団体を識別するのが困難な時代です。
その中で、保護活動のあるべき姿を体現する団体になってほしいと願っています。
TSUBASAの活動に共感し、ご支援いただける方は、どうぞよろしくお願いいたします。

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コメント


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ご年配の方だったようですし、ふと認知症の文字が浮かびました。お年寄りの不可解な行動、次々との衝動買いというのは、そうしたことの気配であることもあります。一概に腹を立てるのではなく、そうしたこともあるという認識も欲しいです。 って、あちらのブログに書いておきましたが(^^;; 
マメ・・・ 女の子なら、我が家で絶賛募集中なのですが… あそこは気軽には渡してくださらないでしょうし。距離もあって、ちょっと二の足踏みます。

チーママ | URL | 2014年04月06日(Sun)01:54 [EDIT]


衝動買いといっても本当に不可解と思っていましたが、チーママ様の
コメントで確かにそういう可能性もあるなと思いました。
いろいろな場合があって難しいですね。
小鳥達が犠牲者が出ながらも救出されたのはまだ救いがありました。
文鳥さんもいるんですね。とても気になるのですが、遠いですね。

ちゃたろう | URL | 2014年04月06日(Sun)21:23 [EDIT]


お返事

チーママさま
昨日、メルマガで第2弾、第3弾の報告があったのですが(後日ブログでの報告もあると思います)、チーママさまのご指摘通り、認知症の疑いが強そうな気配です。。。
それにつけ込んで、ショップの方があれやこれや売りつけていたふしも・・・(そこにいたのは鳥さんだけではなかったようです)。
松本代表も同席されていますし(その辺の意識はある方です)、それなりの対応はなさってくださったと思います。
動物のレスキューもさることながら、人間の方のケアは十分行き届いているのか気になりますね(トホホ)

近く里親募集の運びになるようですが、あそこから迎えるには何回か新座まで里親会に通わなくてはならないし、先住鳥さんの感染症検査をしていないといけないとか、なかなか大変そうです。

ちゃたろうさま
単純な飼育放棄にみえて、背景に社会的問題がひそんでいたりするんだな~
としみじみ思ったことでした。
これからこういうケースも増えてくるのかなという気がします。
保護する側も、そういった方への対応が適切にできるようにスキルアップする必要もあり、一筋縄ではいかないですね。

ぶんちょ・・・
私も気になっているのですが、ウチはレベルに達していないので無理~な気配です。
ユッちゃんが寂しそうなので何とかしてやりたいのですが。。。

ちゅんちき | URL | 2014年04月12日(Sat)22:16 [EDIT]