兎鳥庵 日記

インコ3羽と ウサギ9羽にヒト1人の日常です                  - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

これからのこと その2

今後、新しい子が入ってきたときのこともきち先生に相談しました。

「もちろん、理想を言えば、どこにももらわれないでいるのがいいですけど。」
先生はそうおっしゃった後、続けて、

「でもまた、次の子も来るでしょ?」 と。

「実験ウサギの里親募集はやめんでよろしい」
という、天の声を聞いた気がしましたよ。


本当は、一般の住宅で、同じ建物内にいて感染を完全に防御するのは無理です。
続けるとすれば、ウサギ専用にもう1軒、家を借りるしかないのですが、経済的にそれはできない相談で。

現実的なところで考えて、先生のご意見を伺ってみました。


「今、住んでいるところは、リビングと直接つながっている部屋が2部屋あって、リビングにウチの子たちがいて、地続きの和室に里親募集の子がいるんです。
ふすま1枚でしか隔てられてないので、実際、防御としては甘かったなというのがあるんです。
で、もう一部屋、廊下を隔てたところに日当たりの悪い小さい部屋があるんです。
今は物置部屋になっているんですけど、ここにエアコンと空気清浄器を置いたらどうかなと思っているんです。」


「それでもいいんじゃないですか。
完全ではないけど、だいぶ違うと思います。
できれば、その部屋は陽圧にした方がいいですね。」


「普通のマンションなんで、そこまでは無理かもしれませんが・・・。
でも、本当に防ごうと思ったら、部屋の前に消毒槽を置くとか、実験室並みにしなければいけないんでしょうね。」


「そうそう、オスバンとか置いてね。」


リビングとキッチンもカウンターを隔てて地続きなので、窓やドアを締め切って常時換気扇を回せば、皆のいるリビングが陰圧になって、相対的に他の部屋が陽圧になるってのはあるかもしれません。
でも、お客様部屋にエアコン入れちゃったら、ダメかな?

ちょっとイヤなのは、ご丁寧にも、家中のすべてのドアが空気が通るように、下の部分にわざと隙間を開けてあるんですね。
パッキンでも付けた方がいいのかしらん。


ま、ちょっとやそっとじゃ片付きそうもない部屋なので、涼しくなったら、ぼちぼち始めましょう。




おびやんやぶっち君を診ていただいているとき、よく先生はかつて勤めていたラボのことをお話してくださいます。
原因不明の感染症のようなものが疑われたことがあったそうです。
そこにいた動物たちは、残念ながら処分されたのでしょう。
「全室、ホルマリン燻蒸やって、フィルターも活性炭入りのを真っ黒になりながら何回も変えて・・・」
それくらいしなきゃ、排除できない、そういうお話。

自分の勤め先では、幸い、感染症の経験はないのですが、発生した場合の対処として、やはり、そのようなマニュアルはあります。

感染症ではありませんが、入社してまだ年数も浅い頃、ウサギの施設で大きな事故がありました。
空調機の故障で数百頭のウサギを失いました。
生き残った者もいましたが、すでに使い物にならないということで、結局は全頭処分になりました。

やはり、こういうことがあると、そんな悲しい記憶がよみがえってきてしまうのですね。
だからこそ、せめて自分の手の内にある、この子たちについては命を助けたい、あらゆる障壁を乗り越えて幸せになってほしいと思うのです。


「完全に治るということは、ないと思います。」
先生は、そう、はっきりおっしゃいます。

同時に、こうもおっしゃいます。
「死んだ後の検査で初めて分かるもので、生きているうちは分からないのだから、心配しすぎなくていいです。」

現実に、目の前にそういうウサギさんがいる。
そうであれば、すでに分かっていることに関して最善を尽くすのは当然ながら、分からないことにくよくよしてもしょうがない。
それよりは、そのウサギさんと楽しく暮らすことを考えた方が良い、ということなのでしょう。


くしゃみが出ればたたく、そんな感じで一生、薬でコントロールしていかなくてはならないのかもしれません。
正直、今残っている4匹についても、危ないなと思っています。

この子たちの処遇については本当に迷うことだらけなのですが、おびやんやぶっち君の経過を見つつ、柔軟に方向修正をしつつ、気長にご縁を待つこととしましょう。

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コメント


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あれこれいう方がいるなら、それならEZ症はどうなのよ!と言いたくなります。あれだって斜頸に眼振に開帳肢に、最悪突発死です。最近はあまり突発死は聞かなくなりましたが、それでも最近久しぶりに「斜頸・眼振・開帳肢」と三拍子そろった症状が突然出てという話を聞き、ああ まだまだあるなぁと思いました。 
EZだって、確定は死後解剖しかない。
だからといって、商業ベースで何か手を打っているという話は聞かない。一生不顕性もあるでしょうし、高齢になったり抵抗力が落ちて出てくることもありで、そういうのは飼い主さん知らずに終わることもかなり多いはず。
今回はたまたま分かった、それもちゅんちきさんが検査を依頼したからということで、それをしなかったら判明しない。くしゃみやしゃっくりも、EZ症の症状のひとつのこともあるけれど、パスツレラかな?の対処で終わることもある。

病気にならないウサギなどいません。ホームセンターなどで売られているウサギなど、特に何を持っていてもおかしくない。それでもご縁でお迎えする。 
病気の恐れがある子は迎えたくないというなら、今まで病気がひとつも出ていないブリーダーからお迎えするしかないけれど、そんなブリーダーはあるのだろうか?
どんなにしても、犬にも犬種によりなりやすい病気があり、遺伝的に弱い血統もある。健康な子を!と思っても、その犬種がなりやすいなら、病気になる確立は高い。
かえって「あなただから、この子を育てられるでしょう」と、ご縁がくるもんだと思っています。

命はものではありません。大切なのは、その子との絆。心を通い合わせられたら、すばらしい幸せと癒しをもたらすパートナーになる。それが分からないようなら、ちゅんちきさんのウサギを迎えなくて結構と思ってしまいます。 どの子もすばらしく陽気でよい子なのですから。
一匹で飼うなら、何も問題はないでしょう。定期健診はどんなウサギにもしてほしいし、様子が変だったらすぐに診てもらいたいし、よいかかりつけ医をみつけて、幸せにしてほしい。実験動物という、身を犠牲にして人間に尽くしてくれた動物だからこそ、命ながらえて幸せにしてあげられるものなら、それが人間のせめてもの責任の取り方だと思っていますよ。

チーママ | URL | 2013年08月05日(Mon)20:32 [EDIT]


今週は特に暑くなりそうな予報なので、うさうささん達にも大変な日々が続きそうですね。
ちゅんきち様も、ご無理なさらぬように。

健康なコを望む気持ちは分かるけれど、健康って?とあえて問いたくなってしまいます。
病気もせず、ケガもせず、…って、アンドロイドじゃないんだから!
そりゃ、リスクを背負うことは極力避けたいという気持ちは誰しもあるけれど、今、目の前に見えないものを恐れて排除する必要もないと思うのです。
「病気にならないウサギなどいません。」という、チーママ様のコメントには、深くうなづいてしまいました。
縁があって来てくれたコに、どうやって応えていけるか、どれだけ愛情のキャッチボールが出来るか、それだけですよね。(自分にも大きな課題ですが(汗))

こんなに尽力を尽くしているちゅんきち様の元にいるコ達ですもの、
きっと幸せをしっかり掴んでくれることと、そう願っています。


追伸 チーママ様

失礼ながら、コメントに勝手に賛同してしまいましたが、ちゅんきち様のブログと共に、チーママ様のブログもいつも(こっそり)拝見させていただいています。
うさぎさんのみならず、命あるもの全てへの愛情があふれる記事に、いつも癒されています。

ponsuke | URL | 2013年08月05日(Mon)21:56 [EDIT]


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| | 2013年08月06日(Tue)00:41 [EDIT]


(チーママさん繋がりで・・)突然で失礼します
うろ覚えですが、猫のエイズウィルスが、発見?確定?されたのは、アメリカの動物看護士さんの所で多発だった、と読んだことがあります。自宅に多数の保護猫を抱えて、治療のために、点滴や注射をしていた、注射針を使い回しをしていた。それまでも、猫に今までにない病気がある、あちこちで発症している事は解っていたけど、何が原因か?解らなかったらしいです、
譲渡ボランティアをしていて返事をしたくない質問は、”病気のしない犬種は?””丈夫な猫種は?”です。そんな事を言うなら、”狛犬か招き猫買えば?”思ってしまいます。うちも、感染症(パルボ)で保護猫達が安楽死になった事が何度かあります、家畜でないからオールイン・オールアウトは出来ないです、ワクチンで予防できる病気は予防する、検便をして見つかった虫は駆虫する、トイレは清潔にする、治療中の子は隔離する、ワクチンの打っていない子猫は兄弟以外一緒にしない、新しく来た子は1週間は隔離して担当者も決めて服を変えて手袋もして世話をしています、保護先が動物病院の子猫が多いから、ボランティア宅よりも管理が良い、出来る範囲の事はやっていますけどね・・・元が親の解らない野良の子ですから色々あります、小さい子猫は出来る検査もかぎられているから、貰われていった先で、避妊去勢手術の時期になって、元気そうに見えても、術前検査で血液が?発育が?心音が?→詳しい検査を、なんてこともあります。里親さんが全部対応して下さっています、反対に貰って子猫に回虫がいただけで、返す人もいます。(人間が潔癖になりすぎてしまっているんですよ)安易な譲渡は安易な飼育放棄に繋がる、病気だけでなくて、今が100%のお宅でも、このご時世10年先は解らないです、何かの時にこの子も”家族の一員”、と考えてくださるご家庭を探すのが大事ですよね。
一時的な避難なら、お風呂場なんかも立派な空きスペースになります、(猫の保護者さんはウィルス性の風邪、疥癬治療中の子に良く使っています、)

sumire | URL | 2013年08月06日(Tue)13:39 [EDIT]


そういえば昔、AIBOっていうのがセレブに流行ったような流行らなかったような、あれ欲しかったです。病気しないし毛も散らばらないし(笑)
http://www.sony.jp/products/Consumer/aibo/

うちは集合住宅で犬猫禁止なので、せめてアイボでも飼うかと思ったんですが高いので辞めました。廉価版でプーチというのが出て当時の森首相がプーチンにプーチあげてたなあ。プーチは今でも大事にしてくれているんでしょうか、プーチンさん。

(聞こえますか… 聞こえますか… 病気が… 嫌なら… アイボでも… 飼っとけ… 無理なら… プーチと一緒に無菌室に篭もってろ…)

それはそうと
うちはイケちゃんの他にルンバを飼っているのですが、いつまで経ってもイケちゃんはルンバが気に食わなくて逃げたり齧ったり、ルンバの上にウンコしたりして虐めます。
猫がルンバに乗って遊ぶ姿をCMかなんかで見掛けたのですが、とてもあのようには和んでくれません。どうしたらいいでしょうか。

hayano | URL | 2013年08月06日(Tue)15:14 [EDIT]


コメント欄お借りしますm(_ _)m
ponsukeさん ご覧になってくださって、ありがとうございます(^^) しょーもないブログですが、ウサギや植物や魚たちに、本当に癒されています。彼らは一言も話しませんが、静かにパワーを注いでくれます。更年期鬱の時は、ウサギたちがどれほどサポートしてくれたか。そのお返しをしているだけなんですけどね(^^;;
小さな命を守る、それが出来る社会なら、人は誰でも優しくなれると思うのですけれど。みんなでがんばりましょうね。

チーママ | URL | 2013年08月07日(Wed)21:56 [EDIT]


おびやん君のファンです。

2月まで2匹のうさぎと暮らしてました。
1匹は、駐車場で拾われた子、
もう1匹は、飼育放棄された子です。
両方とも、今考えたら、何かの病気をもっていても、
おかしくなかったですね。
でも、そんなこと、全く考えていませんでした。

さすがに、2匹目の飼育放棄された子を見て、
しらみが居たときだけは、隔離しましたが。
馴れてからは、同じ部屋で暮らし、
ケージから出して過ごした時間も一緒でした。
お互いに馴れてしまうと、

後から来た子は、涙目、くしゃみ、湿性皮膚炎、
ソアホック等、いろいろありましたが、
病院には行くものの、隔離もせず暮らしてました。
かかりつけの医師も、神経質ではないタイプです。

一方、駐車場で拾われた子は、
最期まで、皮膚炎も、涙目も、くしゃみも無縁でした。
そして、乳癌で亡くなる1週間位前まで、
2匹目の子と一緒に居て、毛繕いしたり、
寄り添って寝たりしていました。

ちゅんきちさんが、
感染症の心配から、ユキちゃんリキちゃんを隔離し、
でも、うさぎの幸せを考えるとどうだったのかと、
考えてらっしゃったのを読みました。

発症するかどうかもわからない感染症のことよりも、
発症していないうさぎさん達が幸せになれますように。

mogu | URL | 2013年08月08日(Thu)02:33 [EDIT]