兎鳥庵 日記

インコ3羽と ウサギ9羽にヒト1人の日常です                  - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

思いもよらない結果

はるの病理組織検査の結果が出ました。

それは、非常に驚くべきというか、困惑する内容でした。

抗酸菌感染症による死亡との診断でした。

腫瘍はなかったそうです。


 まずは診断書(クリックすると大きくなります)

病理組織検査


解剖のとき、私が帰った後、気管を切開したらブツブツ(結核結節)がたくさんあったそうです。
それで、レントゲンでは気管が曲がって見えたのでしょうと。
呼吸が苦しかったのも、そのためでしょうと。

肝臓一面にあったブツブツも同じものだったそうです。
一見して、あれは尋常ではなかったのだけど、まさか・・・という感じです。


抗酸菌の一種に結核がありますが、組織検査では「結核菌に似ているけれども同定はできなかった」ということです。

先生が初めにおっしゃったことは、今後、我が家のウサギたちに似たような症状の子が現れたら、突っ込んだ検査をさせてほしいということでした。
それは、飼い主に感染する心配、そして、他のウサギたちへの感染の問題からということです。

初め、ピンとこなかったのですが、もし結核だったら、人獣共通感染症になるのですね。
種が違えば感染しない可能性も高いのですが、そうは言いきれないのでということです。

ネットで調べましたら、抗酸菌は大きくは非結核性抗酸菌、結核菌、らい菌に分類され、結核菌以外はうつったり重篤な状態に陥ったりはしないようです(あくまでヒトの場合)。

こちらのサイトに分かりやすく書いてありましたので、失礼してリンク張らせていただきます。
 抗酸菌症(結核と非結核性抗酸菌症)のお話し


結核菌かそうでないかで、周囲への影響は大きく違う訳ですが、残念ながら同定はできなかったとのことで。
でも、診断書のこの書き方からして、結核菌を大きく疑っているよね、という気がします。

きち先生も、ウサギで見たのは初めてだということで、いつも一緒に診てくださっている安田先生がウサギの抗酸菌症について詳しく調べてくださっているそうです。

きち先生が初めてとおっしゃるくらいだからウサギではレアケースなのかとも思いましたが、ここまで検査すること自体が珍しいので実際には案外あるものなのかもと思ってみたり。
試しに「抗酸菌 ウサギ」で検索したら、抗抗酸菌抗体検出試薬キットのページがヒットしました。
コントロール血清が結核陽性のウサギ血清と結核陰性のウサギ血清だとか。
実験室の中ではウサギもちゃんと感染するんですね。

なんて思っていたら、鳥結核はウサギにも感染するという話も。
危うし、サブちゃん!?


今回、胃と腸は肉眼的に異常はなかったのでサンプルは送らなかったそうですが、もし検査していたら何かあったかもしれないということです。
肝臓もあの状態でしたし、初発が気道感染だったかどうかは定かでないそうです。

今思えば、昨年3月にスナッフルになったのが発症のサインだったのでしょうか。
スナッフルを早期に治してやれなかったがために腫瘍の治療が間に合わなかったと後悔していたのですが、道理で治らなかったわけです。
腫瘍の治療を待った先生の判断も正しかった。
もしすぐにステロイドの治療をしていたら、死期を早めてしまったでしょう。

「もし、抗酸菌というのが分かって治療していたら、あるいは助かっていたでしょうか?」
とお聞きしたのですが、
「もう少し頑張れたかもしれません。」
ということです。

人間でも治療は難しいようですし、ウサギに期待するのは・・・う~ん。
もし、生前に結核って分かったら、それこそ安楽死かもしれませんし。


我が家には里親募集中のダッチたちもいて、昨夏以来、同室に置いていましたが、スナッフルがうつらないようにはるのケージは四方を段ボールと透明シートで囲っていましたので、とりあえず大丈夫かなと思っています。
ただし、はるのケージの上で遊んでいたサブレはアウトの可能性も!?
年末に新人3匹が来た時には、はるはすでに酸素室に入っていました。

危ないのは、一つキャリーで通院していたユキとハク。
感染したとしても不顕性感染のまま寿命を迎える可能性も高いとのことですが、発症前に感染の有無を確認できるといいのですが。
鳥さんは遺伝子検査の項目に鳥結核もあって検査してもらえるのですが、ウサギさんにはそういうのないのかな?
(数年前、サブレがやってもらって、そのときは陰性でした)
今度、相談してみましょう。


調べれば調べるほど、どーんと落ち込んでしまうのですが、それでも、はるの死はどうにも止められないものだったと納得もできました。
道理でいくら食べても太れなかったわけだし、治療への反応もイマイチだったわけです。
はるも精いっぱい頑張って、先生も自分も精いっぱいやって、これで良かったのだと。
はるはずっとさぞ辛かったことだろうと思うと切ないですが、最後に本当にすごいことを教えてくれました。
助けてあげられなくてごめんねとしか言いようはないのですが、はるが教えてくれたことが後のウサギさんのために少しでも役に立てばと願わずにはいられません。


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コメント


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やはりもっと多くの飼い主さんに、病理解剖に協力していただきたいと思いますね。返していただく体は、決して生前とは変わらないのですから。
結核菌となれば、多少問題視の向きもあるかと思いますが、初発はどこから来たのか?と考えると、幼少期からとしか思えず、そうなれば他のあいちゃんまいちゃんが発症していないなら、「疑わしいけれど」という範囲ではないかと思います。年をとって抵抗力が落ちて、菌が悪さを始めたと考えれば、老衰の一形態ではないかと考えます。
長生きしたからこそ出てきた。それは自然なことのようにも思えるのですね。人間でも、本当の老衰と言うのはなかなかありませんもの。
また、高齢であったからこそ、持ちこたえたと言うのもあり。これが若い子だったら、もっと進行が早かったように思います。人間のがんと同じに、年をとると進行がゆっくりと言うのもありますから。
この先みんなの様子に気をつけながらも、ひどく神経質に心配することはないのではないかしらね。
本当に、はるくんは貴重なことを教えてくれました。
先生もこの先の診療に役立つでしょうし、私もウサウサずの様子の変化により気をつけることでしょう。
はるくん 本当にありがとうね!
おばちゃん はるくんにはお花を上げてないけど、その代わりにお供え送りますよ。みんなに分けてあげてね(^^)
ライオンズ 本当にありがとう!!

チーママ | URL | 2013年02月05日(Tue)02:41 [EDIT]


お返事

チーママさま
結核菌でなければ、ウサギ同志、また人や鳥への感染も心配ないようですし、あとは、似たような症状の子が出ないか注意していくしかないのかなという状況です。
生きている子で検査して分かることがあれば、お願いしたいところではあるのですが。
人でも結核はまた増えていると言いますし、ペットとの間で共有して増えているようだと困るな~と思います。

はるへのお供え、昨日、受け取りました。
ありがとうございました。

ちゅんちき | URL | 2013年02月10日(Sun)12:35 [EDIT]