fc2ブログ

兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

横浜3連ちゃん

11月24、25日はうさフェスタで横浜へ。
その時のことはまた落ち着いてから書こうと思います。


実は、うさフェスタの余波で、チェリーちゃんにとんでもない災難が。。。

25日の帰宅後、不覚にも疲れ果てて寝入ってしまい、目覚ましの音で飛び起きた時はすでに朝7時だったという。
あー、チェリーちゃんとユッピーちゃんに晩ゴハンあげてなかった・・・
うさうさずのゴハンもお水もお掃除も・・・

まずは文鳥たちの様子を確認し、その時はいつもと変わらないように見えました。

そして、大急ぎでウサギたちにペレットを配り、お水を交換し、鳥さんのお世話を始めました。
いつもなら、お世話のときはエサ入れのある下段の止まり木でゴハンがもらえるのを待ち受けるのが日課のぶんちょさんたち。
ユッピーは軽やかに舞い降りてきましたが、チェリーちゃんは3段目の最上段からボトッと思いっきり落下。

あわててケージの扉を開けて手を差し伸べると、よたよたと手に乗ってきましたが足に力が入らないようで、どうにも足取りがおぼつかない。
「あー、お腹すきすぎちゃったよね、、、ゴメンネ~」
と言いながら、いつものメニュー(AR+皮付き餌少々)をケージに入れて、チェリーちゃんをエサ入れのおちょこの上に乗せてやりました。

夢中で皮付き餌をがっつき・・・
と思いきや、3口ほど食べた後、羽毛を膨らませて丸くなってしまいました。

ああ、こんなんじゃダメだ、もっと消化の良いものをあげなくっちゃと、ズプリームナチュラルとハリソンマッシュの盛り合わせをお出ししました。
目先が変わって再びがっつくも、また中断。

ダメダメ、もっと即効性のあるものを・・・
そうそう、はるっちのアクアライトがあります。
軽くレンジでチンしてぬるま湯状態にしたものをシリンジでくちばしの横からたらしてやりました。
1回目はそのまま流れてしまいましたが、2回目、3回目は何とか飲み込んでくれました。

手の中で気持ちよさそうにしているチェリーちゃん。
この状態って、まじヤバい。
半分、死亡モードに入っています。

アマアマして体をくっと伸ばして握り文鳥状態になって寝入ってしまいそうになるのを、
「ダメダメ、そんなことしてたら死んじゃうんだから。
ホラ、ちゃんと起きて!」

と、よたっているチェリーちゃんをケージに戻しました。

ウサギの応急手当なら何度か曽我先生からお話を聞いていますが、鳥さんの応急処置ってどうしたらいいんだろう?
って頭の中が真っ白。

でも、まずは保温よね。
あわてて保温電球を取り出しケージに設置しました。
あーダメ。
こんな大きいケージにつるしたって、そんなに暖まらないじゃない。
小さいカゴにしなくっちゃ、体力だって無駄に消耗しちゃうし。

またまたあわてて通院用キャリーケージを持ってきて、ペレットとお水(アクアライト水)に保温電球(40W)を設置。
大きいケージは下におろして、いつもの場所にキャリーケージを置いてフリースをかぶせました。
これで相当あたたかくなるはず。

止まり木にとまるのもままならない様子なので、止まり木は床に置いてテープで固定しました。
お水と餌は上らなくてもいいように小皿に変更。

初めはペレットのそばで丸まっていたチェリーちゃん、ヒーターのそばの方が暖かいのに気付いてすぐに移動してくれました。


すぐ病院に連れて行こうかとも思いましたが、この状態じゃ病院までの2時間半、もたないよね。
外はすんごい雨だし。
新幹線で行けば多少短縮できるけど、それでも2時間近くかかる。

保温して体力が回復するのを待とうか。
ゴハンもなくて、いつもなら寝るときにかぶせるフリースのカバーもなかったから冷えちゃったのかもしれません。

どのみち、会社に行っている場合じゃないから、休みの電話を入れて。

そうこうしているうちに、暖まって少し元気が出てきたようで、チェリーちゃんに表情が戻ってきました。
意識がハッキリしたら、またペレットに突撃して。
食べては休み、食べては休み。

あ~よかった。
ひとまず、目の前の危機は脱したようです。

あまり食べすぎてはかえってお腹に悪いですから、そのうがいっぱいになったのを確認して取り上げました。

このまま保温して休ませれば大丈夫かな?
そんな気もしてきて、とりあえず、ウサギたちのウンコ掃除に取り掛かりました。
午前中は様子を見て、午後から出社するか病院に行くか決めることにして。


11時半。
チェリーちゃんを出してみました。
手を差し出すと素直に乗ってきます。
この時点で十分にアヤシイ。
元気な時なら、「チッ」と鳴いてブ~ンと飛んで行ってしまうものです。
手のひらに乗って甘えているってことは、死期が近いか相当に弱っている証拠。

ケージの屋根に乗せてやると、餌を探そうとしてか飛び立ったはいいものの、すぐにへなへなと落下。
やっぱり、力が出ないのね。
手に乗せた時の足の力も全然ないし。

お腹がすきすぎてってことだけならこのまま安静にしてやればいいのかな~
と思ったけれど、それだけじゃないような気もして。
そういえば、このところずっと水浴びもしないし、丸まって寝ていることが多かったのです。
様子がおかしいというほどではなかったけど、何か引っかかっていて。

これでチェリーちゃんを亡くしたら、もう立ち直れないし、一生後悔すると思いました。
結局、笑い話になっても病院に行くべしという結論に。
病院に電話して5時に診ていただけることになりました。

電車の時間まで2時間ほどあったので、速攻で会社に行ってどうしても処理しなくてはならない書類を片付けて、ついでに薬局に行って行き帰りの保温用品を買い込んで戻りました。
そして大慌てでカップ麺流し込んで出発。

土砂降りの中、チェリーちゃん抱えて駅まで走りました。
電車に乗ってからキャリーの中をのぞくと、可哀想にチェリーちゃん、止まり木から落ちて床の上でうずくまっていました。
傘なんてあまり役に立たなくて、こっちもずぶ濡れ。
寒かったです。

このときばかりは暖かすぎる(なんと27.7℃!)病院の待合室がありがたかったです。
チェリーちゃんはといえば、止まり木には止まっていましたが、いくら呼んでも丸くなって背中に顔を突っ込んだまま。
すっかり無理させちゃったな、とつくづく反省。


ほどなく呼ばれて診察室へ。
バッグからキャリーを取り出すと・・・
あらら、さっきまで丸まってピクリともしなかったチェリーちゃん、細ーくなって、お目々パッチリ。
えー、なんで? 元気そうじゃん(爆)

しかも、止まり木の下にはこんもりとウンチもりもり。

先生には事情をお話しして、
「心配なので連れて来たのですが・・・」と。

ウンチを見ていただいて問題なし。

「チェリーちゃん、ペレット食でしたよね?
朝食べて、今これだけ出ているってことは、かなり通過速度が速いです。
こういう子が一食抜くと、血糖値があっという間に下がってしまいます。
お腹がすいて血糖値が下がったところに冷えが来てってことでしょう。」

とのことです。

「くちばしの色はいつもこんな感じですか?」
「いえ、普段はもう少しきれいな色をしています。」
くちばしの色も悪くて、赤黒い感じになっていました。

「この色になったら、お歳のサインです。」
文鳥の寿命は8-10年なので、そろそろ、ということです。

「スパルタでずっと保温なしで来たんですけど、やっぱり無理があったかなと思ってます。」
「お歳になったらスパルタはダメです。
温度は30℃にしてください。」


ひょえ~でございます。
確かに、チェリーちゃん、ずっと羽毛を膨らませていましたから寒かったのでしょう。
膨らまなくなる温度がやっぱり30℃なのかしらん。
病院の温度もそれに近いですしね。

今後、お部屋の温度管理をどうしようかと迷います。
ケージ内だけ温室にしたら放鳥時に負担になりそうですし。
かといって、そうそうお部屋も暑くはできませんし。
ウサギたちの中では暖かくした方がいいのは、はるっちだけだし。


チェリーちゃん、お注射を1本打っていただいて無罪放免。
あとできるのは、暖かくしてあげるだけだそうです。

「心配だったら、来週また連れてきてもいいですよ。」
と先生がおっしゃるので、実は来週、バードドックを予約していたのだけどどうしたものかと相談しました。

さすがに、この状態では血液検査は無理だそうです。
でも、甲状腺腫が心配なので、レントゲンだけのコースに変更してもらうことにしました。

帰るとき、助手の先生がキャリーに餌が入ってないけど大丈夫かと心配してくださるので、
「いつもこの子、朝晩2回の食事で、朝の分はがっつり食べて来たので、帰るまでは大丈夫です。」
と答えると、海老沢先生も
「これだけそのうに入っていたら、十分もちますよ。」
って笑っていらっしゃいました。

我が家はみんな、具合が悪くてもお腹パンパンな子ばかりです。
なんでだろ?

それにしても、チェリーちゃん、このままジジイ街道まっしぐらなのかしら?
確かにあと3ヵ月で8歳ですものね。
正直、チェリーちゃんが平均以上に長生きするとも思えないし。
いろいろ考えちゃって、涙、涙、でありました。

注射がえらく効いたようで、帰宅してからは文鳥キックをかましてくれました(ホッ)



食べるのだ

本日のチェリユピ。
いつにも増して食いつきが違います。
気持ちがもう飢えてしまっているようで。
本当に可哀想なことをしました。



死ぬかと思ったのだ

くちばしの色は少し良くなりましたが、アイリングも薄くて顔色が悪いです。
くちばしが伸びていたのですが、先生にきれいにカットしていただきました^^

チェリーちゃん、あのときはまみ~の手の中で、本当に死んじゃうつもりだったんだよね?
よくぞ帰ってきてくれました。
もしかしたら、橋のたもとでヤッピーさんに追い返されたのかもしれませんね。
チェリーちゃんも、ヤッピーさんもありがとう。

まみ~は、とってもとっても反省いたしました。
ホントにゴメンナサイ。


PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

いやー ほんとに冷や汗ものでしたね。
幸さんのところのカナリア寮長さんは、特別仕様の熱帯ゲージにしてもらって、羽もぼさぼさだけど、がんばっていますよ。
もともと文鳥は、インコより熱帯向き。温度はガッツリ必要なのよね。我が家の文鳥様たちは、ママちん部屋を一年中あっためていたから、長生きだったのかな? ジューシーズも長生きだし。
パネルヒーターが必要かも。体温低下した時は、ケージをホットカーペットの上に乗せるか、遠赤外線ヒーター当てています。ハムもウサギも、大体これで復活するもんなら復活します。高齢になると、新陳代謝も落ちて、一度体温が下がるとあげにくくなるみたい。
ちび遠赤外線ヒーターなら、文鳥様たちだけスポット的に温められますよ。電気代は、医療費のうちと思っています。

チーママ | URL | 2012年11月28日(Wed)01:24 [EDIT]


よかった~♡

うさフェスの後にそんな大変なことがあったのですね…

私は鳥さんと生活したことがないので勉強になりました!
くちばしが伸びることや最適温度のことも知らなかったな~。

チェリーちゃん、元気になってくれて本当に良かった(嬉泣)
あとは完全復活するのを待つだけですね♪
チェリーちゃん、頑張って!!
ちゅんきちさんも風邪などには気を付けてくださいね☆

23 | URL | 2012年11月28日(Wed)08:30 [EDIT]


チェリーちゃん、よかったです~。
我が家も1番初めの冬、暖房機なしで過ごさせてしまいました。
ツボ巣は入れてたんですけどね。
でも卵を産むようになっちゃって、ツボ巣は撤去。
いろいろな文鳥さんのサイトをみたら、皆さん保温には気を遣ってる・・・。
次の年からパネルヒーター使ってます。
寒さはこれからなので保温には気を付けま~す。

サン | URL | 2012年11月28日(Wed)12:51 [EDIT]


良かったですね!

うちは一番年上の珠理奈でも1歳半なんで、まだまだですが、老いは必ず来ますよね。それにしても30℃か・・・。文鳥は東南アジア原産でしたっけ?若い子なら多少の暑さ寒さは大丈夫でも、老いて体力が低下したら、生命力も低下するんですね。あなた様の素早い行動で助かったけど、同じ状態になって一般家庭ならとっくに・・・。とにかく毎日の観察ですよね。私も見習います。

群馬のタケシ | URL | 2012年11月28日(Wed)15:52 [EDIT]


チェリーちゃん、大変でしたね。幸い落ち着いたようで
よかったです。ザクちゃんも7歳で、いつも常夏のハウス生活
です。30°C前後保つようにいろいろ苦労しました。
とにかく小鳥には保温が大事だと医師に教えられました。
確かに何か不調そうなときもいつも以上の保温で元気に
なったこともありました。子供のころは鳥かごを普通に
毛布でくるむくらいしかしてなかったので小鳥さんたちは
寒かったのかと反省しました。知らなかったんですが。
急に寒くなりましたので、ちゅんちきさんもご家族の皆様
もお体大切に。

ちゃたろう | URL | 2012年11月28日(Wed)20:44 [EDIT]


お返事

皆さま、ご心配いただいてありがとうございました。
チェリーちゃん、おかげさまですっかり元気になって保温電球の上でぬくぬく幸せそうにしております。

チーママさま
あのまま命を落としてもおかしくない状況だったので、助かって本当に幸運でした。
メロレモちゃんが来て、鳥さんコーナーがぎゅうぎゅうになってしまい、パネルヒーター1つ置けない状態なので、もう少し暖かくするなら保温電球のW数を増やすくらいかな~と思います。
考えてみたら、エアコンと30年前の電気ストーブ以外、暖房機器がないので、この冬は何か考えないといけないようです。
チェリーは元々が弱い子だと思うので、平均寿命を生きたら上々かなという気はしているのですが、その時のことを考えると泣けてきますね。

23さま
ぶんちょのことまでお心遣いいただいて、ありがとうございます。
白黒の取り合わせや、甘えん坊でキッパリとした性格はダッチさんにも似て、文鳥も可愛いものです^^

サンさま
若いうちは外飼いするくらいが健康には良いという獣医さんの話もあって、あまり過保護にしすぎないようにと思っていたのですが、知らない間にすっかりお年寄りになっちゃっていました。
今回、温度のことも先生に指摘していただいて、良かったです。
これから冬場はお部屋の方も年寄り仕様の温度設定にしないといけないですね。

群馬のタケシさま
もう何十年と鳥を飼っていて、餌をやり損ねたのは初めてのことで、すっかりへこみましたが、無事助かってよかったです。
ホントに運が良かったのだと思います。
いつまでも子供のような気がしてしまいますけど、動物は気づかないうちに老いていたりするので気を付けないとダメですね。
これから、我が家は高齢化時代に突入です(笑)

ちゃたろうさま
ザクちゃんは普段から30℃なんですね。
なかなか30℃で一定に保つのも難しいですよね。
チェリーはまだケージ飼いなので、暖かいエリアを確保できれば、とりあえずいいかな?という感じなのですが、先のことは考えておいたほうがよさそうです。
姉宅のセキセイインコは阪神大震災の後、吹きさらしの底冷えのする玄関でずっと飼われていましたが、それでも20年近く生きましたので個体差なんだよな~と思います。

ちゅんちき | URL | 2012年12月01日(Sat)13:31 [EDIT]


よかった!

読んでいてドキドキしました。
無事に生還してくれてよかった!

適温30度…!適温、30度ですか…!
わが家でチンチラと一緒に飼ったら、
チンチラ部屋に加えて、鳥部屋も作ることになりそうです。
居間は既にうさぎとハムスターに占領されているので、もう人間の居場所がありません(汗

SeekFamily | URL | 2012年12月05日(Wed)02:42 [EDIT]


お返事

SeekFamilyさま
チェリーちゃんには、ホントにゴメンナサイでした。
これでどうかなっていたら、悔やんでも悔やみきれなかったです。
数日間は顔色も悪くてヒーターべったりでしたが、1週間で完全復活してくれて、すっかり元気になりました。
30℃というのは、相当なお年の子か、具合の悪い子仕様で、チェリーの場合はケージ内で温度差ができるようにしてあります。
その日の調子に合わせて自分で場所を選べるように・・・。
鳥さんは棚の上などにケージを置くので、上方のスペースをうまく使えば、結構いけますよ(笑)

ちゅんちき | URL | 2012年12月05日(Wed)23:35 [EDIT]