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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

おびやん、ありがとう

お花は辞退したつもりだったのですが、やっぱり、いただいてしまいました。

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momo さま、チーママさま、ありがとうございました。

おびやんにはもったいないくらい、きれいなお花でした。
おびやんのイメージって、門松とか、なんかそんな感じで(^^;;;



昨日、病理組織学検査の結果が出たと先生から電話があって。
大体の概要はお聞きしました。

とにかく、てんこ盛りの何でもありみたいな結果で、それは素晴らしかったのですが。
病理の先生が学会で発表したいらしいということで、結果の公表は控えさせていただこうかと思っております。
発表前にネタバレしてしまっても困りますので。

それと、もしかしたら、ブログに書くことによって先生にもご迷惑が掛かっているかもしれないということもあり。
エンセファリトゾーンはともかくとして、抗酸菌の情報が不正確な知識で、いたずらに不安をあおるような形で拡散してしまっても困る、ということもあり。

ここに書けないほど怖い病気だからというのではないことは、ご理解いただけるとありがたいです。



過去記事を読んでいない方もいらっしゃると思いますので、我が家のウサギたちに起こっていることを書いておこうと思います。

ことの発端は、9年前に一般のご家庭より里子として迎えたライオンmix の「 はる」 が2013年1月に、10歳を目前にして抗酸菌症で亡くなったことでした。
普通にスナッフルと思って治療してきましたが、最後に病理の診断結果を見て腰を抜かしそうになったという。

その時、折悪く、我が家には里親募集のためにラボから引き出してきた子たちがたくさんおりまして、すわ集団感染かという事態になったのでした。
くしゃみをしている子がいるところへ新しいウサギを連れて来るというのがリスキーなのは承知しておりました。
しかしながら、ラボのウサギというのは待ったなしで処分されてしまうものなので、多少のリスクはあっても、今、命を長らえることを優先したのでした。

そんな中で、くしゃみが強く出たのがぶっちとおびでした。

集団感染が起こったのも、我が家ならではの特殊事情で、はる以外、当時いたウサギすべてが実験ウサギさんだったということです。
実験ウサギさんは、無菌とは言わないまでも、かなりクリーンな環境で繁殖・生育されています。
つまり、何十、何百と世代を重ねて、代々、免疫がない状態が続いているということです。
おびやんたちは、そんなクリーンな環境から外の世界に連れて来られて、まったくの無防備な状態でいるところでいきなり抗酸菌と遭遇してしまったという、不幸なことでした。

若い子ほど感受性が高く、一番後にやって来た、ぶっちが2年前に抗酸菌症で亡くなっています。
ただ、同じときに来た子でもまったく症状が出ない子もいましたので、個体差もあったと思います。
元々我が家にいた実験ウサギ出身のレンやイチもそのとき感染したのだろうと思いますが、当時すでに8歳で、この子たちは長い時間をかけてある程度は免疫も獲得したのでしょう、死に至るようなことはありませんでした。

普通のウサギさんであれば、なおのこと、心配はないでしょう。
多分、それは我が家のふく (2014年2月に多頭飼い崩壊した観光施設からレスキューした子) が最後にそれを証明してくれるだろうと思っています。
感染したとして、抗酸菌は日和見菌ですので、別の要因があってということでもなければ、滅多に発症するものでもないでしょう。


結核菌も抗酸菌の一種なので、混同して恐れられていることもありますが、まったくの別物です。
型が特定されてないこともあって、これがどれほどのものかというのが分からないという不安はありますが、抗酸菌一般、常在菌でもあり無意味に恐れる必要はないものです。
我が家のような特殊事情がある場合には、正しく恐れるということが重要になりますが。

我が家とて、ウサギ同志で感染したというのは証明はされておりません。
ただ、状況証拠的にそうとしか考えられない、ということです。

最初に発症したはるが、どこからそれを仕入れてきたかは今もって謎ですが。
はるは、3兄弟で我が家に来ましたが、はるが持っていたなら、他の2匹も持っていただろうと思います。
が、先に亡くなった他の2匹も病理検査をやっていますが、抗酸菌なんて影も形もでした。

そんなこんなで、抗酸菌も持っている子は持っている (世間には、一定数、抗酸菌に不顕性に感染しているウサギがいると思われる) けど、持っていたとしても、殆どの場合それは発症しない。
滅多にうつるものではないけれど、極端に免疫が低い場合には感染も起こり得る。
とまあ、こんなところかと思っております。



今回のおびやんの結果で、診断や治療法について、先生もいろいろ考えさせられたとおっしゃっていました。
おびやんの命が失われたのは悲しいけれど、必ずや、いつかは他の誰かの命につながるものだと思っています。

本当なら、5年半前に殺処分されていたはずの子です。
命が助けられたのは、このことのためだったんだね、って思います。
大きな、大きな使命を果たして旅立っていきました。

先生方をも動かしてくれた、おびやん。
ウサギさんには、未知の病気や原因不明の病気は、まだまだたくさんあるのだと思います。
抗酸菌症も含めて、その一つ一つが、いつかは解き明かされて、有効な治療法が確立されることを願ってやみません。

おびやん、ありがとう!


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