
26日、土曜日は定例のきちさん通院日。
常連のユキに加え、今回は新人2人、ぽこちゃんとふうちゃんが病院デビューです ^^
早いもので、この子たちも我が家に来て半年が過ぎました。
この日は午後休診とのことで、午前中の予約。
台風27号の動きとにらめっこしつつ、早めに出るか遅めに行くか迷ったのですが、支度に手間取り、結局はギリギリの10時出発。
西湘バイパスは当然ながら通行止めで、二宮までは小田原厚木道路で。
その先の西湘バイパスから続く道は幸いにも規制なしで、いつもとは打って変わってガラガラ、まさしく台風様々でした。
途中、大磯の辺りで、ウェットスーツ着てサーフボード積んだチャリンコ乗って海岸の方へ走って行く人がいて、おいおい大丈夫かよって。
確かにそれは素晴らしい波でしたから(車運転しながらでも見えるくらい)、気持ちは分かりますが・・・ねぇ。
ユキはいつも通り前歯を切っていただきました。
ぽこちゃんの番になって、
「この子はいつ行くんですか?」
って。
そういえば、今まで連れて行っていた新人は問題のある子以外はみんな、お家が決まってからの、おめでとう健診だったものね。
「いえ、この子たちはまだ決まってないんです。
今、里親募集も殆ど休止状態で。
やっぱり、病気でもいいよって人じゃないと渡せないので、なかなか難しくて・・・。」
「それは切ないですねぇ・・・」
ぽこちゃんは、新人たちの中で唯一、くしゃみの程度が重くて、一時、頻度は少ないながらケッケッというくしゃみをしていたこと、そのときはお薬を1日2回にして、今はくしゃみは消えたので1日1回に戻していることをお話ししました。
先生に診ていただいたところでは、ぽこちゃんもふうちゃんも、喘鳴など何も感じないし、全く異常なしとのこと。
本当にね、黙っていたら、この子たちが抗酸菌を持っているであろうことなど、全然分からないのですよね。
毛艶も最高に良くて、がっちりした骨格に肉付きも良くて。
先生も背中をなでながら、
「やっぱり、きちんと系統管理されている子はいいですね~。」
なんて、おっしゃいます。
愛玩用とは全く違う方向性で繁殖されている子たちですが、やはり、それがウサギ本来のありようを大切にすることになっているのでしょう。
ちょっと脱線しますが、ウサギという種のためにも、実験ウサギの血は絶やしてはいけないと思うのです。
動物実験がゼロになることはなかなかないでしょうが、需要が減れば、この素晴らしいウサギたちもいずれ姿を消すことになります。
それを思うと、この子たちがたまらなく愛おしく感じられるのです。
抗酸菌感染症について、秋くらいにキノロン系の抗生剤に薬を変えるか判断すると以前話していたのですが、今回、先生とお話しして、一旦、お薬をやめてみることになりました。
現在、新人4人を含め、ぶっち君以外はくしゃみは止んでいます。
9月初めに里子に行った「はるの君」は、その後お薬をやめてもくしゃみは出ていないとの嬉しい情報も里親さまからありました。
今まで、こっちが消えればあっちから出てくるみたいな、もぐらたたき状態でしたが、最近になってようやく落ち着いてきました。
症状の軽かった子については、このままお薬をやめても大丈夫ではないかとの感触はあります。
でも、ぶっち君だけは心配です。
おびやんも少し。
この2人だけは続けた方がと思いましたが、先生の判断に従って一旦、やめてみることにしました。
ただ、お薬をやめて悪化した時のことが心配だったので、お薬は1シート(10錠)だけいただいてきました。
先生も日々の診察の中で、咳があって気になる子にはお願いしてレントゲンを撮らせてもらっているそうですが、今のところ、まだ何も捕まえられないでいるそうです。
先生も咳がひとつ、ポイントじゃないかとおっしゃっていましたが、くしゃみではなく咳をしている子というのは、そこそこいるそうです。
ウサギが咳をするというのは聞いたことがなくて、はるが咳き込んでいるときも、なんで・・・? って思っていましたが、本には書いてないというだけで、実際には一定数、存在しているようです。
エンセファリトゾーンのときも、「首が曲がったらバイトリル」(つまりは、パスツレラの治療)という常識を変えるのに大変苦労したそうです。
同じように、「スナッフル=パスツレラの治療」みたいなところがあるけれど、実はその中に抗酸菌の子もいるのではないか、というのを突き止めたいわけなのですが。
抗酸菌感染症が、知られていなかっただけで実は普通にある病気なのか、それとも、我が家で起こったのは本当に珍しい事象であったのか・・・。
今はまだ何も分からないけれど、 「アンテナを張っていると不思議と情報は集まってくる」 ものだそうで、これから分かってくることも多いのではないかということです。
いろいろ分かってくれば、現在里親募集中の4匹にも追い風になります。
(何しろ、今は何も分からないことが最大のネックなので)
最後になりましたが、今回、先生からとてもうれしいお話をお聞きしました。
去年の4月に里子に行った、ニュージーランドホワイトのハルちゃんも定期的にきちさんに通っておられて、それは大事にされているんだそうです ^^
(ハルちゃんのお届け報告はこちら
【ハル君】 )
飼い主さまが寝そべっていると、顔でもなんでも容赦なく踏みつけて行くそうで、それだけは勘弁~なんだそうですが (^^;;
あのビビりちゃんがねぇ・・・としみじみ嬉しく思ったことでした。
ふうちゃんの兄弟のおコメちゃん(ろくちゃん)もいち早く里親さまを見つけて、今は足が悪かったなんて思えないほど元気に、そして、とても幸せに暮らしているとお話ししますと、
「なんかね、そういうのって、ウサギの方が飼い主さんを引き寄せているんじゃないかって気がしますよ。」
と先生はおっしゃっていました。
確かに、そうかもしれませんね。
里親さまのお話を伺っていても、そんなふうに思えることがあります。
不思議な不思議な、ウサギの神様のご縁。
ぽこちゃんたちにも、きっと素敵なご縁が待っているんでしょうね。
そんな気がしてきました。
常連のユキに加え、今回は新人2人、ぽこちゃんとふうちゃんが病院デビューです ^^
早いもので、この子たちも我が家に来て半年が過ぎました。
この日は午後休診とのことで、午前中の予約。
台風27号の動きとにらめっこしつつ、早めに出るか遅めに行くか迷ったのですが、支度に手間取り、結局はギリギリの10時出発。
西湘バイパスは当然ながら通行止めで、二宮までは小田原厚木道路で。
その先の西湘バイパスから続く道は幸いにも規制なしで、いつもとは打って変わってガラガラ、まさしく台風様々でした。
途中、大磯の辺りで、ウェットスーツ着てサーフボード積んだチャリンコ乗って海岸の方へ走って行く人がいて、おいおい大丈夫かよって。
確かにそれは素晴らしい波でしたから(車運転しながらでも見えるくらい)、気持ちは分かりますが・・・ねぇ。
ユキはいつも通り前歯を切っていただきました。
ぽこちゃんの番になって、
「この子はいつ行くんですか?」
って。
そういえば、今まで連れて行っていた新人は問題のある子以外はみんな、お家が決まってからの、おめでとう健診だったものね。
「いえ、この子たちはまだ決まってないんです。
今、里親募集も殆ど休止状態で。
やっぱり、病気でもいいよって人じゃないと渡せないので、なかなか難しくて・・・。」
「それは切ないですねぇ・・・」
ぽこちゃんは、新人たちの中で唯一、くしゃみの程度が重くて、一時、頻度は少ないながらケッケッというくしゃみをしていたこと、そのときはお薬を1日2回にして、今はくしゃみは消えたので1日1回に戻していることをお話ししました。
先生に診ていただいたところでは、ぽこちゃんもふうちゃんも、喘鳴など何も感じないし、全く異常なしとのこと。
本当にね、黙っていたら、この子たちが抗酸菌を持っているであろうことなど、全然分からないのですよね。
毛艶も最高に良くて、がっちりした骨格に肉付きも良くて。
先生も背中をなでながら、
「やっぱり、きちんと系統管理されている子はいいですね~。」
なんて、おっしゃいます。
愛玩用とは全く違う方向性で繁殖されている子たちですが、やはり、それがウサギ本来のありようを大切にすることになっているのでしょう。
ちょっと脱線しますが、ウサギという種のためにも、実験ウサギの血は絶やしてはいけないと思うのです。
動物実験がゼロになることはなかなかないでしょうが、需要が減れば、この素晴らしいウサギたちもいずれ姿を消すことになります。
それを思うと、この子たちがたまらなく愛おしく感じられるのです。
抗酸菌感染症について、秋くらいにキノロン系の抗生剤に薬を変えるか判断すると以前話していたのですが、今回、先生とお話しして、一旦、お薬をやめてみることになりました。
現在、新人4人を含め、ぶっち君以外はくしゃみは止んでいます。
9月初めに里子に行った「はるの君」は、その後お薬をやめてもくしゃみは出ていないとの嬉しい情報も里親さまからありました。
今まで、こっちが消えればあっちから出てくるみたいな、もぐらたたき状態でしたが、最近になってようやく落ち着いてきました。
症状の軽かった子については、このままお薬をやめても大丈夫ではないかとの感触はあります。
でも、ぶっち君だけは心配です。
おびやんも少し。
この2人だけは続けた方がと思いましたが、先生の判断に従って一旦、やめてみることにしました。
ただ、お薬をやめて悪化した時のことが心配だったので、お薬は1シート(10錠)だけいただいてきました。
先生も日々の診察の中で、咳があって気になる子にはお願いしてレントゲンを撮らせてもらっているそうですが、今のところ、まだ何も捕まえられないでいるそうです。
先生も咳がひとつ、ポイントじゃないかとおっしゃっていましたが、くしゃみではなく咳をしている子というのは、そこそこいるそうです。
ウサギが咳をするというのは聞いたことがなくて、はるが咳き込んでいるときも、なんで・・・? って思っていましたが、本には書いてないというだけで、実際には一定数、存在しているようです。
エンセファリトゾーンのときも、「首が曲がったらバイトリル」(つまりは、パスツレラの治療)という常識を変えるのに大変苦労したそうです。
同じように、「スナッフル=パスツレラの治療」みたいなところがあるけれど、実はその中に抗酸菌の子もいるのではないか、というのを突き止めたいわけなのですが。
抗酸菌感染症が、知られていなかっただけで実は普通にある病気なのか、それとも、我が家で起こったのは本当に珍しい事象であったのか・・・。
今はまだ何も分からないけれど、 「アンテナを張っていると不思議と情報は集まってくる」 ものだそうで、これから分かってくることも多いのではないかということです。
いろいろ分かってくれば、現在里親募集中の4匹にも追い風になります。
(何しろ、今は何も分からないことが最大のネックなので)
最後になりましたが、今回、先生からとてもうれしいお話をお聞きしました。
去年の4月に里子に行った、ニュージーランドホワイトのハルちゃんも定期的にきちさんに通っておられて、それは大事にされているんだそうです ^^
(ハルちゃんのお届け報告はこちら

飼い主さまが寝そべっていると、顔でもなんでも容赦なく踏みつけて行くそうで、それだけは勘弁~なんだそうですが (^^;;
あのビビりちゃんがねぇ・・・としみじみ嬉しく思ったことでした。
ふうちゃんの兄弟のおコメちゃん(ろくちゃん)もいち早く里親さまを見つけて、今は足が悪かったなんて思えないほど元気に、そして、とても幸せに暮らしているとお話ししますと、
「なんかね、そういうのって、ウサギの方が飼い主さんを引き寄せているんじゃないかって気がしますよ。」
と先生はおっしゃっていました。
確かに、そうかもしれませんね。
里親さまのお話を伺っていても、そんなふうに思えることがあります。
不思議な不思議な、ウサギの神様のご縁。
ぽこちゃんたちにも、きっと素敵なご縁が待っているんでしょうね。
そんな気がしてきました。


