
はるっちは、いいとも悪いとも言い難い、なんともはっきりしない感じでおります。
25日に状況報告を入れたのですが、22日から酸素室を導入して少し呼吸は楽になったようだが時折苦しそうな時もあること、食欲はいったん戻ったものの昨日はまたちょっと減ってしまったこと、飲水量・尿量ともいつもよりは少な目であること、●はまあまあ出ていて、形は丸くて良いが小さ目であること、などをお話しました。
「お腹は触ってみてどうですか?」
と聞かれて、電話機片手にはるっちのお腹をチェック。
「少し張っている感じはありますが、そんなにパンパンではありません。」
「ガスがたまっているかどうかは分かりますか?」
「すみません、そこまではちょっと分からないです。」
ということで、実際に先生に診ていただいた方が良いということになり、27日の午後に病院に行くことに。
その際ついでに、お水の強制投与を嫌がるので、クリティカルケアを緩めに溶いて飲んでもらっているが問題ないか確認しました。
カリウムに関する表示はなかったのですが、入っていないから書いてないのか、通常ウサギでは気にする必要のない成分だから書いてないのかが分かりませんでしたので。
先生のお返事では問題ないとのことで、ホッとしました。
お腹の調子を整えるのにサプリメントも使おうかとも思ったのですが、電解質バランスを崩しているときにうっかりヘタなものは使えないな~と、それは思いとどまっていました。
まずは、基本のお水と餌を摂らせることを最優先に考えようと思いました。
27日は病院に到着するとすぐに酸素のチューブを持ってきてくださいました。

前日まではどよーんとして元気のなかったはるっちですが、この日はパワーが戻ってきたようで、目ぢからがあります。
相変わらずくしゃみも出ていて、むせることも多く、そのせいか、額の上の方までガビガビになってしまいました。
拭いてやろうとしても、痛いのか、かなり激しく抵抗するので断念していました。
それで息が上がってしまっても困るので・・・。

27日はウサギは年内最後の診察日ということで、結構、混みあっていました。
急患も多いとのことでしたが、冷え込んでいることに加えて、どこのお宅でも年末のあわただしさやお正月の準備で家の中の状況が変わって、生活のリズムが狂っちゃった子なんかも多いんじゃないかな~と思いました。
そこそこ待って、ようやく呼ばれました。
体重 1.86kg
「増えてますね~♪」
と、これはいい兆候。
でも、はるの呼吸の状態を見て、
「あんまり変わってない気がするんですけど、どうです?」 と。
「酸素室を入れて楽になったのかな~というのはあるのですが、お薬飲んで、わー良くなったって感じはないですかねぇ・・・。」
「確実に心機能があったら、もっと反応があってもいいんですが・・・。」
先生がはるっちを仰向け抱っこした瞬間、またしてもイヤイヤと大暴れ。
「仰向けがイヤみたいで、ものすごく嫌がるんですよ~。」
「仰向けは呼吸が苦しくなるんだと思いますよ。
あ、別に仰向けじゃなくてもいっか・・・。」
と言いつつ、はるっちの顔にグルーミングスプレーをシューシュー、ぽたぽたにスプレーして、ガビガビをほぐしながらきれいに拭き取ってくださいました。
「あ、それでやれば良かったんですね。
拭こうとすると嫌がるものだから・・・。」
「納豆菌の、これがいいんですよ~。」
「でも、そんなに至近距離からでも大丈夫なんですか?」
「眼にやっていいとはなっていないんですけど、入っても大丈夫ってことなので。
メーカーの方もいろいろと販路を拡大しようとしているみたいで、この前、売り込みに来たお兄さんに、
“でも、これ、眼に入ったらダメでしょ?” って聞いたら、
“やーそんなことないですよ~” っていきなり自分の目に向けてシューってやるんですよ~(笑)
“インフルエンザのときでもいつでも、これがいいんでシューシューやってます” って。」
きち先生は、その捨て身(?)の営業にいたく感じ入ったのだそうです。
うん、確かにそりゃ使ってあげたくなるわ。
(で、そのグルーミングスプレーはこちら
【グルーミングスプレー(OYK)】 )
「これで、塊も取れたからくしゃみしても痛くないと思いますよ。」
いつも思うのだけど、きち先生の動物に対するこの心遣いが嬉しいのです。
グルーミングとか爪切りとかは本来は飼い主の務めなのでしょうが、それでウサギがつらい思いをしていると思えば、時間を割いて処置してくださいます。
もし、腫瘍なら早くその治療を開始した方がいいのではと思い聞いてみたのですが・・・。
「胸部の腫瘍というと、リンパ腫か胸腺腫瘍のどちらかなんですが、針を刺して検査するの、僕はやりたくありません。
みわエキゾチック動物病院ってご存知ですか?
三輪先生なら検査してくれると思います。」
(
【みわエキゾチック動物病院】 )
みわエキゾチック動物病院は、その種の腫瘍の症例について圧倒的に経験が多いので、そちらへ行ってもらうことにしているのだとか。
ただ、一度、三輪先生の方に行ったら、あとは継続してそこで治療してほしいとのこと。
2つの病院を行ったり来たりすると治療が中途半端になってしまうのでと。
その先生の微妙なさじ加減とか小ワザみたいなものもあるので、もう一方の病院に気を使うとそれができなくなてしまうこともあるのでと。
「僕も30年前なら、やらせてくださいって言ったかもしれないんですけど・・・。
学会なんかでお会いして話をすると、得意な病院があるんだったらそっちに行ってもらえばいいんじゃないか、何もかもを自分で治そうとしなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。」
ということです。
犬猫だときっちり治療法が確立していて、経験のない先生でも教科書通りにやれば治る子は治るというのがあるのだけど、ウサギではまだそれが確立していない。
治療には犬猫同様にステロイドを使うのがいいということにはなっているけれど、どこまで用量を上げていいかなどウサギについてはまだ分からない。
副作用が怖くてなかなか用量を上げられないし、良くなってきたところでどうしても手を緩めてしまいたくなるのだけど、そうするとまた出てきてしまうし、前よりももっとひどくなるので、非常に難しい。
ということなのだそうです。
だから、安易に治療を開始しましょうというふうにはならなかったのですね。
ステロイドは免疫も抑えてしまうので、はるのようにくしゃみが良くならないとか、そういう子にはなかなか難しいそうです。
腫瘍自体は良くなっても、抵抗力がなくなってそれ以外の感染症で命を落としかねないですものね。
はるの年齢、体力、状態を考慮すると、腫瘍の治療をするのはどうなんだろう?
って思ってしまいました。
検査については、結局はしない人が多いそうです。
成功率が高いとはいえ、検査のリスクを説明していくと、大抵は「やっぱりやめておきます」となるそうです。
あと、胸腺腫瘍かリンパ腫かというのが分かったとしても、治療法としては同じなので、治療していく上ではあまり重要ではないというのも理由だそうです。
はるの状態からは、「ステロイドを使ってみたいな~」というのはあるそうですが、実際に始めるにはもっと見極めてからがいいようです。
「ステロイドを使うとすると、そのタイミングはどういう時なんでしょう?」
と聞きますと、
「体重がもっと増えて元気になってきたときとか・・・」
ということです。
きち先生も経過を見ながら最善の道を探ってくださっているのでしょう。
「いずれ、僕の方からみわさんに行ってくださいって言うかもしれません。」
とのことです。
ただし、紹介状は書いていただけないそうで。
「勝手に行ってください。」
ですって(笑)
正式な紹介にすると、先生同士、気を使うということのようです。
レントゲンとか必要なものは渡してくださるのでしょうから、どっちだって同じじゃんって飼い主的には思うのですが。
紹介じゃなくても、三輪先生は結果をファックスできち先生に送ってくださるというし。
獣医さんってのは、なかなかややこしい人種だなって思います。
レントゲンを見ながら説明してくださるには、気管を押し上げているものが、リンパ節が腫れているのか心臓自体が腫れているのかは分からないということ、また、貧血の要因が別にある可能性もあるしということです。
ガスの圧迫を疑ってガスモチンなどお腹の治療をまずやってみたけれど、やはりそれは関係ないみたいなので、ガスモチン、ガスコンドロップとキャトラクスはやめるそうです。
エナカルドmix も2回分を残して飲みきってくださいとのこと。
クラビットmix は継続するとのことで、追加でだしていただきました。
肺腫瘍でみわさんに転院した子のレントゲンも見せてくださったのですが、殆ど肺の部分がなくなってしまっているような、はるよりかなりシビアな状態で。
「でも、この子はこれでもう、1年以上頑張っています。
体なんてガリガリに痩せ細っちゃっていますけど。」
ステロイドの治療はたとえて言うなら、「軽自動車がターボを付けて時速200kmで走っているような状態」なのだそうで、体には大変な負担になるそうです。
今すでに、こんなに痩せちゃっているのに、それは切ないな~と思います。
また、きち先生は、
「あんまり楽しいこととかワクワクするようなことはない方がいいんじゃないかと思います。
ぼーっとして過ごすのがいいと思います。」
と、おっしゃいます。
お正月は、ユキリキちゃんとハクたんを酸素室にご招待して、プチ団子の会をと思っていたのですが・・・。
ああ残念!
まーたんのときとは対称的な看取りになるのかなと思います。
でも、はるの年齢と体力を思う時、転院するのが最善なのかは悩みます。
長年診ていただいているきち先生だからこそ、安心して身を任せている部分もあるでしょうし。
それに、あとは飼い主の事情。
1回の検査のためなら頑張れますけど、継続して通院となると、それなりに経済力と体力が要求されます。
来年は仕事の方もいろいろとイベントがあるので、そこまではるにしてやれるか、まったくもって自信がない。
飼い主べったりな子なら、何をさておいても最高の治療をとなるのでしょうが、はるはちょっと違うかな~とも。
弱ってきてからは嬉しそうに甘えたりもしてくれますが、元々はウサギ同志のつながりのウェートが大きかった子です。
日々、ぼーっと過ごすだけで、通院のときはやたらしんどい思いをして、というのがはるにとっていいことなのか。
あれやこれや悩む年の瀬です。
休診と言いつつ、年末年始は元日以外はすでに予約も入っているそうで、何かあったら電話してくださいとのこと。
本当にありがたいです。
実は、この時期、どこの病院もみんな休みですから、すごくドキドキしていました。
万一の時にも対応していただけるというのは、本当に心強いです。
「重病の子をゆっくり診られるからいいんですよ~」
なんて、先生はおっしゃっていましたが。
ホント、拝んじゃいそう。
次は1月3日の午前中に様子を報告するようにとのことです。
次回予約は5日で取ってあるのですが、どうなりますでしょうか。
25日に状況報告を入れたのですが、22日から酸素室を導入して少し呼吸は楽になったようだが時折苦しそうな時もあること、食欲はいったん戻ったものの昨日はまたちょっと減ってしまったこと、飲水量・尿量ともいつもよりは少な目であること、●はまあまあ出ていて、形は丸くて良いが小さ目であること、などをお話しました。
「お腹は触ってみてどうですか?」
と聞かれて、電話機片手にはるっちのお腹をチェック。
「少し張っている感じはありますが、そんなにパンパンではありません。」
「ガスがたまっているかどうかは分かりますか?」
「すみません、そこまではちょっと分からないです。」
ということで、実際に先生に診ていただいた方が良いということになり、27日の午後に病院に行くことに。
その際ついでに、お水の強制投与を嫌がるので、クリティカルケアを緩めに溶いて飲んでもらっているが問題ないか確認しました。
カリウムに関する表示はなかったのですが、入っていないから書いてないのか、通常ウサギでは気にする必要のない成分だから書いてないのかが分かりませんでしたので。
先生のお返事では問題ないとのことで、ホッとしました。
お腹の調子を整えるのにサプリメントも使おうかとも思ったのですが、電解質バランスを崩しているときにうっかりヘタなものは使えないな~と、それは思いとどまっていました。
まずは、基本のお水と餌を摂らせることを最優先に考えようと思いました。
27日は病院に到着するとすぐに酸素のチューブを持ってきてくださいました。

前日まではどよーんとして元気のなかったはるっちですが、この日はパワーが戻ってきたようで、目ぢからがあります。
相変わらずくしゃみも出ていて、むせることも多く、そのせいか、額の上の方までガビガビになってしまいました。
拭いてやろうとしても、痛いのか、かなり激しく抵抗するので断念していました。
それで息が上がってしまっても困るので・・・。

27日はウサギは年内最後の診察日ということで、結構、混みあっていました。
急患も多いとのことでしたが、冷え込んでいることに加えて、どこのお宅でも年末のあわただしさやお正月の準備で家の中の状況が変わって、生活のリズムが狂っちゃった子なんかも多いんじゃないかな~と思いました。
そこそこ待って、ようやく呼ばれました。
体重 1.86kg
「増えてますね~♪」
と、これはいい兆候。
でも、はるの呼吸の状態を見て、
「あんまり変わってない気がするんですけど、どうです?」 と。
「酸素室を入れて楽になったのかな~というのはあるのですが、お薬飲んで、わー良くなったって感じはないですかねぇ・・・。」
「確実に心機能があったら、もっと反応があってもいいんですが・・・。」
先生がはるっちを仰向け抱っこした瞬間、またしてもイヤイヤと大暴れ。
「仰向けがイヤみたいで、ものすごく嫌がるんですよ~。」
「仰向けは呼吸が苦しくなるんだと思いますよ。
あ、別に仰向けじゃなくてもいっか・・・。」
と言いつつ、はるっちの顔にグルーミングスプレーをシューシュー、ぽたぽたにスプレーして、ガビガビをほぐしながらきれいに拭き取ってくださいました。
「あ、それでやれば良かったんですね。
拭こうとすると嫌がるものだから・・・。」
「納豆菌の、これがいいんですよ~。」
「でも、そんなに至近距離からでも大丈夫なんですか?」
「眼にやっていいとはなっていないんですけど、入っても大丈夫ってことなので。
メーカーの方もいろいろと販路を拡大しようとしているみたいで、この前、売り込みに来たお兄さんに、
“でも、これ、眼に入ったらダメでしょ?” って聞いたら、
“やーそんなことないですよ~” っていきなり自分の目に向けてシューってやるんですよ~(笑)
“インフルエンザのときでもいつでも、これがいいんでシューシューやってます” って。」
きち先生は、その捨て身(?)の営業にいたく感じ入ったのだそうです。
うん、確かにそりゃ使ってあげたくなるわ。
(で、そのグルーミングスプレーはこちら

「これで、塊も取れたからくしゃみしても痛くないと思いますよ。」
いつも思うのだけど、きち先生の動物に対するこの心遣いが嬉しいのです。
グルーミングとか爪切りとかは本来は飼い主の務めなのでしょうが、それでウサギがつらい思いをしていると思えば、時間を割いて処置してくださいます。
もし、腫瘍なら早くその治療を開始した方がいいのではと思い聞いてみたのですが・・・。
「胸部の腫瘍というと、リンパ腫か胸腺腫瘍のどちらかなんですが、針を刺して検査するの、僕はやりたくありません。
みわエキゾチック動物病院ってご存知ですか?
三輪先生なら検査してくれると思います。」
(

みわエキゾチック動物病院は、その種の腫瘍の症例について圧倒的に経験が多いので、そちらへ行ってもらうことにしているのだとか。
ただ、一度、三輪先生の方に行ったら、あとは継続してそこで治療してほしいとのこと。
2つの病院を行ったり来たりすると治療が中途半端になってしまうのでと。
その先生の微妙なさじ加減とか小ワザみたいなものもあるので、もう一方の病院に気を使うとそれができなくなてしまうこともあるのでと。
「僕も30年前なら、やらせてくださいって言ったかもしれないんですけど・・・。
学会なんかでお会いして話をすると、得意な病院があるんだったらそっちに行ってもらえばいいんじゃないか、何もかもを自分で治そうとしなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。」
ということです。
犬猫だときっちり治療法が確立していて、経験のない先生でも教科書通りにやれば治る子は治るというのがあるのだけど、ウサギではまだそれが確立していない。
治療には犬猫同様にステロイドを使うのがいいということにはなっているけれど、どこまで用量を上げていいかなどウサギについてはまだ分からない。
副作用が怖くてなかなか用量を上げられないし、良くなってきたところでどうしても手を緩めてしまいたくなるのだけど、そうするとまた出てきてしまうし、前よりももっとひどくなるので、非常に難しい。
ということなのだそうです。
だから、安易に治療を開始しましょうというふうにはならなかったのですね。
ステロイドは免疫も抑えてしまうので、はるのようにくしゃみが良くならないとか、そういう子にはなかなか難しいそうです。
腫瘍自体は良くなっても、抵抗力がなくなってそれ以外の感染症で命を落としかねないですものね。
はるの年齢、体力、状態を考慮すると、腫瘍の治療をするのはどうなんだろう?
って思ってしまいました。
検査については、結局はしない人が多いそうです。
成功率が高いとはいえ、検査のリスクを説明していくと、大抵は「やっぱりやめておきます」となるそうです。
あと、胸腺腫瘍かリンパ腫かというのが分かったとしても、治療法としては同じなので、治療していく上ではあまり重要ではないというのも理由だそうです。
はるの状態からは、「ステロイドを使ってみたいな~」というのはあるそうですが、実際に始めるにはもっと見極めてからがいいようです。
「ステロイドを使うとすると、そのタイミングはどういう時なんでしょう?」
と聞きますと、
「体重がもっと増えて元気になってきたときとか・・・」
ということです。
きち先生も経過を見ながら最善の道を探ってくださっているのでしょう。
「いずれ、僕の方からみわさんに行ってくださいって言うかもしれません。」
とのことです。
ただし、紹介状は書いていただけないそうで。
「勝手に行ってください。」
ですって(笑)
正式な紹介にすると、先生同士、気を使うということのようです。
レントゲンとか必要なものは渡してくださるのでしょうから、どっちだって同じじゃんって飼い主的には思うのですが。
紹介じゃなくても、三輪先生は結果をファックスできち先生に送ってくださるというし。
獣医さんってのは、なかなかややこしい人種だなって思います。
レントゲンを見ながら説明してくださるには、気管を押し上げているものが、リンパ節が腫れているのか心臓自体が腫れているのかは分からないということ、また、貧血の要因が別にある可能性もあるしということです。
ガスの圧迫を疑ってガスモチンなどお腹の治療をまずやってみたけれど、やはりそれは関係ないみたいなので、ガスモチン、ガスコンドロップとキャトラクスはやめるそうです。
エナカルドmix も2回分を残して飲みきってくださいとのこと。
クラビットmix は継続するとのことで、追加でだしていただきました。
肺腫瘍でみわさんに転院した子のレントゲンも見せてくださったのですが、殆ど肺の部分がなくなってしまっているような、はるよりかなりシビアな状態で。
「でも、この子はこれでもう、1年以上頑張っています。
体なんてガリガリに痩せ細っちゃっていますけど。」
ステロイドの治療はたとえて言うなら、「軽自動車がターボを付けて時速200kmで走っているような状態」なのだそうで、体には大変な負担になるそうです。
今すでに、こんなに痩せちゃっているのに、それは切ないな~と思います。
また、きち先生は、
「あんまり楽しいこととかワクワクするようなことはない方がいいんじゃないかと思います。
ぼーっとして過ごすのがいいと思います。」
と、おっしゃいます。
お正月は、ユキリキちゃんとハクたんを酸素室にご招待して、プチ団子の会をと思っていたのですが・・・。
ああ残念!
まーたんのときとは対称的な看取りになるのかなと思います。
でも、はるの年齢と体力を思う時、転院するのが最善なのかは悩みます。
長年診ていただいているきち先生だからこそ、安心して身を任せている部分もあるでしょうし。
それに、あとは飼い主の事情。
1回の検査のためなら頑張れますけど、継続して通院となると、それなりに経済力と体力が要求されます。
来年は仕事の方もいろいろとイベントがあるので、そこまではるにしてやれるか、まったくもって自信がない。
飼い主べったりな子なら、何をさておいても最高の治療をとなるのでしょうが、はるはちょっと違うかな~とも。
弱ってきてからは嬉しそうに甘えたりもしてくれますが、元々はウサギ同志のつながりのウェートが大きかった子です。
日々、ぼーっと過ごすだけで、通院のときはやたらしんどい思いをして、というのがはるにとっていいことなのか。
あれやこれや悩む年の瀬です。
休診と言いつつ、年末年始は元日以外はすでに予約も入っているそうで、何かあったら電話してくださいとのこと。
本当にありがたいです。
実は、この時期、どこの病院もみんな休みですから、すごくドキドキしていました。
万一の時にも対応していただけるというのは、本当に心強いです。
「重病の子をゆっくり診られるからいいんですよ~」
なんて、先生はおっしゃっていましたが。
ホント、拝んじゃいそう。
次は1月3日の午前中に様子を報告するようにとのことです。
次回予約は5日で取ってあるのですが、どうなりますでしょうか。


