
はるさん、只今特別看護体制です。
お腹を壊してシンシアさんで緊急に診ていただいたのが11月7日。
この時の体重が 1.72kg
通常 ならば 2kg 位なので、急激に落ちていました。
このときは、レントゲン、血液検査、糞便検査、ダニの検査&投薬、補液のフルコース。
重度の大腸炎とのことで、肝障害・腎障害に加えて貧血も見られました。
プリンペラン(お腹を動かす薬)とメトロニダゾール(坑原虫薬、下痢の薬)をいただいて、3日間投薬の後、きちさんで診ていただいたのが11月10日。
腸粘膜保護、肝臓保護の治療をしていただいて、その後は体重は相変わらず減ったままでしたが、お腹の状態もまあまあ安定して少しずつではありますが上向いているように思えました。
12月1日には再びきちさんで診ていただいて、ペレットを子ウサギ用のアルファルファのもの(プチラビット)に変えた方が良いということで、少しずつプチラビットの比率を上げていきました。
牧草は殆ど食べないので、嗜好性の良いペレット牧草の純に切り替えました。
1週間後の12月8日には 1.85kg まで体重が増えたものの、翌週の16日には 1.82kg とやや減少。
食餌内容からいえばもっと太ってもいいはずなのに何かおかしい。
目に見えて体力も落ちているので、うっかり病院に連れて行ってつらい思いをさせるのも考え物だし、まずはきち先生に電話で相談してみようかと思いつつ、いざ電話しようとするとやけに元気そうに振舞ったりするものだから、やっぱり大丈夫かなと思い直したりして。
さらにプチラビットの比率を上げつつ、野菜を増やしたり、バナナをあげる日を増やしたりしながら様子を見ておりました。
17日の夜あたりからだったでしょうか、呼吸が荒いんじゃないかと気になりだしました。
くしゃみはひと頃ひどかったのが少し落ち着いていたのですが、ときどき、ケッケッとむせるような感じになり、それが辛そうでした。
涙も増えたようで、特大目やにを付けたりもしていました。
くしゃみとか涙とか、抗生物質を変えてもらってたたけないだろうか・・・
やっぱり相談してみようと思いつつ、点鼻薬のパタノールをしばらくお休みしてしまっているのを思い出しました。
久しぶりに投薬のために仰向け抱っこ。
初めの2日ほどはお利口にしていましたが、3日目からは異様に嫌がって。
興奮して息が上がり、ゼーゼーひどい音を立てていました。
まいが亡くなった後、パコパコと音を立てて呼吸していることがあって、9月8日に念のためレントゲン検査をしていただいていたのですが、そのときは心臓にも肺にも異常はありませんでした。
11月7日にもシンシアさんでレントゲンを撮っていただいているし、まさかね・・・
と良い方向に考えようと思ったけれど、呼吸とともにお腹が波打っている状態で、どう考えてもおかしい。
おまけに19日には食欲がガタ落ちして、いつもの半分くらいしか食べませんでした。
ただ、それまでの努力の成果か体重は 1.88kg にまで回復していました。
翌20日は木曜日で、きちさんは午後は手術日なので午前診療のはずでした。
ただ、休みが変則的に入ることもあり、診療時間が始まってから電話して行こうと(この状態ですから、他の病院でという訳にはいきませんので)、朝は一旦出社しました。
その日かたずけなきゃいけない書類だけ処理して、はるを病院に連れて行くつもりでした。
ところが、折り返しかかってきた電話では、ありがたいことに今日の手術はないということで、午後に診ていただけることに。
午前いっぱいは仕事して、半休とって病院に走りました。
手術日ということで、通常の予約はとっていなかったのか、待合室はガラガラ。
すぐに助手の先生が様子を見に来てくださったので、
「全然食べないとか、死にそうとか、そこまでじゃないので待っていても大丈夫です。」
と言ったのですが、はるの様子を見て、
「呼吸が苦しそうですね・・・。」 と。
「そうなんです。ここ2、3日、呼吸が荒くて・・・。」
と答えましたら、すぐに酸素のチューブをキャリーのところまで引っ張ってきてくださいました^^
おかげさまで、目に見えて楽そうになった、はるっちです。
すいているとはいえ、急患さんや厄介なケースの子が多かったようで、それなりには待ちましたが、時間をかけて診ていただきました。
きち先生も、
「この努力呼吸はおかしい。」
とおっしゃいます。
歯を見て、
「前歯がおかしいので、下の歯を 1mm くらい削りますね。
でも、それで呼吸がおかしくなる訳でもないですもんねぇ・・・。」
と言いながら、処置してくださいました。
唾液も濁っているそうです。
そのまま仰向け抱っこで、鼻の穴を片方ずつ押さえて呼吸を確認します。
右を押さえると嫌がるので、鼻が詰まっていて苦しいのかもということです。
口からも呼吸して補っている感じだそうです。
この時点での先生の予想では、鼻だけの問題かもとのことでした。
ここ3日間ほど、異常に盲腸便が多かったので(というか、たくさん網の下に落ちていて)、●も持参していたので見ていただきましたが、何も出ず。
お腹を触ると、水が足りていない状態とのことです。
そういえば、この3日間ほどはアクアライトを増量したにもかかわらず、飲水量は減っていました。
元々がたくさん飲む子なので、減ったとはいえ、普通には飲めていると思ったのですが・・・。
「普通だとパックのナマコを触っているような感じなんですけど、水が足りていないと、もうちょっとこりこりした感じになるというか・・・分かります?」
「いえ、分かりません(笑)」
だってねぇ、ナマコなんて売っているの見たことないし、あれは愛でるものであっても食うもんじゃぁありません。
(学生時代、実験材料のウニにナマコがよく混ざっていて、一緒に飼っておりました)
「腹膜炎を起こしているとこんな感じなのですが、男の子だしなぁ。」
女の子は子宮がん関連で腹膜炎を起こすことが多いそうです。
「ポララミンぺリアクチンは続けていますか?」
「はい、最近は真面目に飲ませてます。」
ポラペリは喉が渇くので、普通なら飲水量は増えるそうです。
今、補液をしてもいいのだけど、それは今日1日限りの効果でしかないので、毎日、30mLを強制的に給水するようにとの指示です。
水よりもアクアライト(薄めずに)が良いそうです。
何か急激な変化があるかもしれないのでレントゲンはお願いしようと思っていたのですが、きち先生も撮った方が良いという判断でした。
「あとは血液検査をどういうタイミングで行うかですが・・・」
とおっしゃるので、
「今やった方が良ければ、レントゲンと一緒のタイミングの方が良ければ、お願いします。」
ということに。

レントゲンと採血の後、結果が出るまでしばし休憩。
酸素を吸ってシャキッとしています。
そして、再び呼ばれて診察室へ。
まずは、レントゲンの結果から。

「気管が、不自然にくって曲がっています。(右側の写真、大きくしてご覧ください)
この下に何かができていて押し上げられている状態です。
それから、肺がもやっとくもっています。(左の写真)
カルシウムが沈着して石灰化しているという可能性もありますが、もしくは肺に病変があります。
意外だったんですが、鼻腔はきれいです。
鼻腔が通っているので、呼吸を荒くしている原因は肺にありそうです。」
3ヵ月前の9月8日のフィルムも出して並べてくださったのですが、この時点では気管もまっすぐで肺のくもりもありません。
次はお腹。
「胃がいっぱいいっぱいで、胃壁の境界がくっきり見えている状態です。
腸の方はガスだらけで、腸の動きがうまくいっていないということなので、腸を動かす治療をします。
プリンペランmix にガスモチンを併用します。
ガスコンドロップもお出しします。
これで腸の泡を消してみます。
口の中が濁っているので、腸の細菌が原因かもしれないのでクラビットを使用します。
白血球は正常値ですが、ウサギの場合、炎症が起きても必ずしも白血球は上がらないので。
心臓の薬(まいと同じエナカルドmix)も使います。
肺に腫瘍ができて息が荒いのかもしれないので。」
ということです。

ちなみに、こちらは11月7日のレントゲン。
画像データの扱い方が分からなくて(汗)、パソコン画面を撮影したので、画像が粗くてすみません。
この時はお腹がターゲットだったので、胸部は端っこにしか写っていないのですね。
肺の状態はこれではよく分かりませんが、気管はこの時点ですでに曲がっています。
お腹、お腹と思って見ていましたので、気が付かなかったようです。
「年齢的に腫瘍の可能性は低い」
と言われていたのですが・・・。
そして、血液検査。

腎臓(BUN、クレアチニン)はOK。
肝臓のAST(GOT)、ALT(GPT)は少し高めですが、ASTの方は消化管障害により上昇している可能性が高いそうです。
脳のCK(CPK)は通常よりひと桁高い値。
治療の経過を見て、EZの治療をするのも手だそうです。
電解質では、カリウム(K)が高すぎる、8を超えると心臓が止まるそうです。
「最近、果物をたくさんあげているとかはありませんか?」
「ああ、そういえば・・・太らせようと思って、普段よりもバナナをあげることが多かったです。
でも、週に2回、7mmくらいですけど・・・。」
「それくらいなら、問題ないです。」
ということで、カリウム高値の原因は分からず。
「さっき、アクアライトって言いましたけど、水にしてください。」
血液検査もしていただいて良かったと思ったことでした。
知らずにやっていたら、心臓止まっちゃってたかもしれない。
とにかく、何もかもが高い状態でお手上げ感もあるのですが、とにかく、まずはお腹をすっきりさせたいということです。
検査機器が違うので単純比較はできないのですが、1ヵ月前の値と比べれば、腎臓の値は改善、肝臓の値と貧血はそのまま。
加えてCPK(前回測定なし)とカリウムの高値が見られる、という状況です。

という訳で、お薬てんこ盛りになりました。
クラビットmix (1日2回)
プリンペランmix (0.5袋を1日2回)
ガスモチン (1日2回)
ガスコンドロップ (1日2回)
キャトラックス (1日2回)
エナカルドmix (1日1回)
ポララミンペリアクチンmix (1日2回)
こんなに飲ませなくっちゃいけないのね、、、と、やや涙目。
これを5日間続けて、25日に様子を連絡するようにとのことです。
実際に投薬してみると、お薬だけでも大変なのにさらにお水を強制的に30mL というのは、さすがにお互い大変なので、水分補給はクリティカルケアをゆるゆるに溶いたものでしていただくことに。

22日の土曜日には酸素室が届いて設置終了。
まいのときは徐々に徐々にという変化だったので、ある程度は体が慣れて行くというのもあったと思うのですが、今回、腫瘍性の変化だとすると急に苦しくなったに違いないし、実際、見ていられないので問答無用で申し込み。
今年はひょっとしてないかも・・・と思ったボーナスが何とか21日にはいただけて、ホッとしたのでありました。
床に敷くマットもあったのですが、ハウスに床を固定してしまうと、お掃除ができないじゃん・・・
って訳で、一旦は付けたものを撤去して、そのまま床置きに。
この感じなら、ハウスはなくても、ケージをビニールで覆うだけでも良かったのかなと思います。
でも、頼むときはそんなこと考えている余裕もありませんでしたし。
運転してみると、話には聞いていたのですが、すげー音。
初め、ハウスの脇に置いていたのですが、テレビの音も全然聞こえなくて。
人間はまだしも、すぐ横にいるハクたんやユキリキちゃんは大丈夫だろうか・・・
と、かなり心配で。
スイッチオンした瞬間、ユキなんてプチパニック起こしてましたから。
だけど、真っ先に音を上げたのが人間。
だんだん頭痛がしてきました。
何とかしなくっちゃと思ってよく見れば、チューブの長さが結構あります。
で、機械本体はふすまの向こうのお部屋に追いやりました。
これで、耐えられるレベルにはなりました。
が、やっぱり、ハクたんはうるさいだろうな~。
もしかしたら、お隣さんにも近所迷惑かも!?
でも、はるっちのためには絶対必要なものですしね。
幸い、今のところ、ハクたんは快食快便、お隣さんからの苦情もありません。
はるの状態ですが、お薬が効いているようで、食欲は何とか維持してくれているのですが、くしゃみとむせるような感じは変わらず。
酸素室のおかげで、元気もなんとか。
おそらくは、そんなに長くはないのでしょう。
20日の時点では、もう年内持たないかも・・・
という気もしたのですが、はるは頑張っています。
残された1日、1日を大切にせねばと思います。
お腹を壊してシンシアさんで緊急に診ていただいたのが11月7日。
この時の体重が 1.72kg
通常 ならば 2kg 位なので、急激に落ちていました。
このときは、レントゲン、血液検査、糞便検査、ダニの検査&投薬、補液のフルコース。
重度の大腸炎とのことで、肝障害・腎障害に加えて貧血も見られました。
プリンペラン(お腹を動かす薬)とメトロニダゾール(坑原虫薬、下痢の薬)をいただいて、3日間投薬の後、きちさんで診ていただいたのが11月10日。
腸粘膜保護、肝臓保護の治療をしていただいて、その後は体重は相変わらず減ったままでしたが、お腹の状態もまあまあ安定して少しずつではありますが上向いているように思えました。
12月1日には再びきちさんで診ていただいて、ペレットを子ウサギ用のアルファルファのもの(プチラビット)に変えた方が良いということで、少しずつプチラビットの比率を上げていきました。
牧草は殆ど食べないので、嗜好性の良いペレット牧草の純に切り替えました。
1週間後の12月8日には 1.85kg まで体重が増えたものの、翌週の16日には 1.82kg とやや減少。
食餌内容からいえばもっと太ってもいいはずなのに何かおかしい。
目に見えて体力も落ちているので、うっかり病院に連れて行ってつらい思いをさせるのも考え物だし、まずはきち先生に電話で相談してみようかと思いつつ、いざ電話しようとするとやけに元気そうに振舞ったりするものだから、やっぱり大丈夫かなと思い直したりして。
さらにプチラビットの比率を上げつつ、野菜を増やしたり、バナナをあげる日を増やしたりしながら様子を見ておりました。
17日の夜あたりからだったでしょうか、呼吸が荒いんじゃないかと気になりだしました。
くしゃみはひと頃ひどかったのが少し落ち着いていたのですが、ときどき、ケッケッとむせるような感じになり、それが辛そうでした。
涙も増えたようで、特大目やにを付けたりもしていました。
くしゃみとか涙とか、抗生物質を変えてもらってたたけないだろうか・・・
やっぱり相談してみようと思いつつ、点鼻薬のパタノールをしばらくお休みしてしまっているのを思い出しました。
久しぶりに投薬のために仰向け抱っこ。
初めの2日ほどはお利口にしていましたが、3日目からは異様に嫌がって。
興奮して息が上がり、ゼーゼーひどい音を立てていました。
まいが亡くなった後、パコパコと音を立てて呼吸していることがあって、9月8日に念のためレントゲン検査をしていただいていたのですが、そのときは心臓にも肺にも異常はありませんでした。
11月7日にもシンシアさんでレントゲンを撮っていただいているし、まさかね・・・
と良い方向に考えようと思ったけれど、呼吸とともにお腹が波打っている状態で、どう考えてもおかしい。
おまけに19日には食欲がガタ落ちして、いつもの半分くらいしか食べませんでした。
ただ、それまでの努力の成果か体重は 1.88kg にまで回復していました。
翌20日は木曜日で、きちさんは午後は手術日なので午前診療のはずでした。
ただ、休みが変則的に入ることもあり、診療時間が始まってから電話して行こうと(この状態ですから、他の病院でという訳にはいきませんので)、朝は一旦出社しました。
その日かたずけなきゃいけない書類だけ処理して、はるを病院に連れて行くつもりでした。
ところが、折り返しかかってきた電話では、ありがたいことに今日の手術はないということで、午後に診ていただけることに。
午前いっぱいは仕事して、半休とって病院に走りました。
手術日ということで、通常の予約はとっていなかったのか、待合室はガラガラ。
すぐに助手の先生が様子を見に来てくださったので、
「全然食べないとか、死にそうとか、そこまでじゃないので待っていても大丈夫です。」
と言ったのですが、はるの様子を見て、
「呼吸が苦しそうですね・・・。」 と。
「そうなんです。ここ2、3日、呼吸が荒くて・・・。」
と答えましたら、すぐに酸素のチューブをキャリーのところまで引っ張ってきてくださいました^^
おかげさまで、目に見えて楽そうになった、はるっちです。
すいているとはいえ、急患さんや厄介なケースの子が多かったようで、それなりには待ちましたが、時間をかけて診ていただきました。
きち先生も、
「この努力呼吸はおかしい。」
とおっしゃいます。
歯を見て、
「前歯がおかしいので、下の歯を 1mm くらい削りますね。
でも、それで呼吸がおかしくなる訳でもないですもんねぇ・・・。」
と言いながら、処置してくださいました。
唾液も濁っているそうです。
そのまま仰向け抱っこで、鼻の穴を片方ずつ押さえて呼吸を確認します。
右を押さえると嫌がるので、鼻が詰まっていて苦しいのかもということです。
口からも呼吸して補っている感じだそうです。
この時点での先生の予想では、鼻だけの問題かもとのことでした。
ここ3日間ほど、異常に盲腸便が多かったので(というか、たくさん網の下に落ちていて)、●も持参していたので見ていただきましたが、何も出ず。
お腹を触ると、水が足りていない状態とのことです。
そういえば、この3日間ほどはアクアライトを増量したにもかかわらず、飲水量は減っていました。
元々がたくさん飲む子なので、減ったとはいえ、普通には飲めていると思ったのですが・・・。
「普通だとパックのナマコを触っているような感じなんですけど、水が足りていないと、もうちょっとこりこりした感じになるというか・・・分かります?」
「いえ、分かりません(笑)」
だってねぇ、ナマコなんて売っているの見たことないし、あれは愛でるものであっても食うもんじゃぁありません。
(学生時代、実験材料のウニにナマコがよく混ざっていて、一緒に飼っておりました)
「腹膜炎を起こしているとこんな感じなのですが、男の子だしなぁ。」
女の子は子宮がん関連で腹膜炎を起こすことが多いそうです。
「ポララミンぺリアクチンは続けていますか?」
「はい、最近は真面目に飲ませてます。」
ポラペリは喉が渇くので、普通なら飲水量は増えるそうです。
今、補液をしてもいいのだけど、それは今日1日限りの効果でしかないので、毎日、30mLを強制的に給水するようにとの指示です。
水よりもアクアライト(薄めずに)が良いそうです。
何か急激な変化があるかもしれないのでレントゲンはお願いしようと思っていたのですが、きち先生も撮った方が良いという判断でした。
「あとは血液検査をどういうタイミングで行うかですが・・・」
とおっしゃるので、
「今やった方が良ければ、レントゲンと一緒のタイミングの方が良ければ、お願いします。」
ということに。

レントゲンと採血の後、結果が出るまでしばし休憩。
酸素を吸ってシャキッとしています。
そして、再び呼ばれて診察室へ。
まずは、レントゲンの結果から。

「気管が、不自然にくって曲がっています。(右側の写真、大きくしてご覧ください)
この下に何かができていて押し上げられている状態です。
それから、肺がもやっとくもっています。(左の写真)
カルシウムが沈着して石灰化しているという可能性もありますが、もしくは肺に病変があります。
意外だったんですが、鼻腔はきれいです。
鼻腔が通っているので、呼吸を荒くしている原因は肺にありそうです。」
3ヵ月前の9月8日のフィルムも出して並べてくださったのですが、この時点では気管もまっすぐで肺のくもりもありません。
次はお腹。
「胃がいっぱいいっぱいで、胃壁の境界がくっきり見えている状態です。
腸の方はガスだらけで、腸の動きがうまくいっていないということなので、腸を動かす治療をします。
プリンペランmix にガスモチンを併用します。
ガスコンドロップもお出しします。
これで腸の泡を消してみます。
口の中が濁っているので、腸の細菌が原因かもしれないのでクラビットを使用します。
白血球は正常値ですが、ウサギの場合、炎症が起きても必ずしも白血球は上がらないので。
心臓の薬(まいと同じエナカルドmix)も使います。
肺に腫瘍ができて息が荒いのかもしれないので。」
ということです。

ちなみに、こちらは11月7日のレントゲン。
画像データの扱い方が分からなくて(汗)、パソコン画面を撮影したので、画像が粗くてすみません。
この時はお腹がターゲットだったので、胸部は端っこにしか写っていないのですね。
肺の状態はこれではよく分かりませんが、気管はこの時点ですでに曲がっています。
お腹、お腹と思って見ていましたので、気が付かなかったようです。
「年齢的に腫瘍の可能性は低い」
と言われていたのですが・・・。
そして、血液検査。

腎臓(BUN、クレアチニン)はOK。
肝臓のAST(GOT)、ALT(GPT)は少し高めですが、ASTの方は消化管障害により上昇している可能性が高いそうです。
脳のCK(CPK)は通常よりひと桁高い値。
治療の経過を見て、EZの治療をするのも手だそうです。
電解質では、カリウム(K)が高すぎる、8を超えると心臓が止まるそうです。
「最近、果物をたくさんあげているとかはありませんか?」
「ああ、そういえば・・・太らせようと思って、普段よりもバナナをあげることが多かったです。
でも、週に2回、7mmくらいですけど・・・。」
「それくらいなら、問題ないです。」
ということで、カリウム高値の原因は分からず。
「さっき、アクアライトって言いましたけど、水にしてください。」
血液検査もしていただいて良かったと思ったことでした。
知らずにやっていたら、心臓止まっちゃってたかもしれない。
とにかく、何もかもが高い状態でお手上げ感もあるのですが、とにかく、まずはお腹をすっきりさせたいということです。
検査機器が違うので単純比較はできないのですが、1ヵ月前の値と比べれば、腎臓の値は改善、肝臓の値と貧血はそのまま。
加えてCPK(前回測定なし)とカリウムの高値が見られる、という状況です。

という訳で、お薬てんこ盛りになりました。
クラビットmix (1日2回)
プリンペランmix (0.5袋を1日2回)
ガスモチン (1日2回)
ガスコンドロップ (1日2回)
キャトラックス (1日2回)
エナカルドmix (1日1回)
ポララミンペリアクチンmix (1日2回)
こんなに飲ませなくっちゃいけないのね、、、と、やや涙目。
これを5日間続けて、25日に様子を連絡するようにとのことです。
実際に投薬してみると、お薬だけでも大変なのにさらにお水を強制的に30mL というのは、さすがにお互い大変なので、水分補給はクリティカルケアをゆるゆるに溶いたものでしていただくことに。

22日の土曜日には酸素室が届いて設置終了。
まいのときは徐々に徐々にという変化だったので、ある程度は体が慣れて行くというのもあったと思うのですが、今回、腫瘍性の変化だとすると急に苦しくなったに違いないし、実際、見ていられないので問答無用で申し込み。
今年はひょっとしてないかも・・・と思ったボーナスが何とか21日にはいただけて、ホッとしたのでありました。
床に敷くマットもあったのですが、ハウスに床を固定してしまうと、お掃除ができないじゃん・・・
って訳で、一旦は付けたものを撤去して、そのまま床置きに。
この感じなら、ハウスはなくても、ケージをビニールで覆うだけでも良かったのかなと思います。
でも、頼むときはそんなこと考えている余裕もありませんでしたし。
運転してみると、話には聞いていたのですが、すげー音。
初め、ハウスの脇に置いていたのですが、テレビの音も全然聞こえなくて。
人間はまだしも、すぐ横にいるハクたんやユキリキちゃんは大丈夫だろうか・・・
と、かなり心配で。
スイッチオンした瞬間、ユキなんてプチパニック起こしてましたから。
だけど、真っ先に音を上げたのが人間。
だんだん頭痛がしてきました。
何とかしなくっちゃと思ってよく見れば、チューブの長さが結構あります。
で、機械本体はふすまの向こうのお部屋に追いやりました。
これで、耐えられるレベルにはなりました。
が、やっぱり、ハクたんはうるさいだろうな~。
もしかしたら、お隣さんにも近所迷惑かも!?
でも、はるっちのためには絶対必要なものですしね。
幸い、今のところ、ハクたんは快食快便、お隣さんからの苦情もありません。
はるの状態ですが、お薬が効いているようで、食欲は何とか維持してくれているのですが、くしゃみとむせるような感じは変わらず。
酸素室のおかげで、元気もなんとか。
おそらくは、そんなに長くはないのでしょう。
20日の時点では、もう年内持たないかも・・・
という気もしたのですが、はるは頑張っています。
残された1日、1日を大切にせねばと思います。


