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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

ダブルうっ滞 (前篇)

今日は朝から、ウサギの緊急事態宣言!
発動しちゃいました。

昨夜 ―
ウサギさんたちはかなり遅めの晩ゴハン。
それなのに・・・
ゴブちん、全然牧草食べてない (;;)
そういえば、ハーネスに慣れておいてもらおうと早めに付けて、そのままうさんぽから帰るまでずっと付けっ放しだったっけ。
朝ゴハンはちゃんと食べたけど、その後はハーネスがイヤで牧草つまむどころじゃなかったんだわ・・・。

そして、もう一人。
あい君、なんだか様子がおかしい。
床のプラスノコの上に牧草と小さめ ● がパラパラ。
元々、牧草はあまり好きじゃなくて、長いのをあげても食べているよりはこぼす方が多い子です。
でも、いつもキレイにみんなスノコの穴から下に落として、床が散らかっている事はなかったのだけど・・・。
お気に入りは牧草袋の下にたまった、短め&粉牧草ですが、こちらは少しつまんでいます。
けど、食欲はなさげ。

結局、ペレットを出しても、バナナを出しても、2人とも手をつけませんでした。
ゴブちんはお腹が痛そうな感じで、その時点ではゴブちんの方が重症かと思われたのですが・・・。
2人とも、とりあえずは常備薬のプリンぺランを投入しました。

今朝 ―
何も食べず、● もしていないのは2人とも同じでしたが、ゴブちんはロフトの上でまったり。
ロフトに乗れる体力と精神状態なら、そんなに深刻じゃない。

で、あい君はと見れば・・・

どよよ~ん オーラ全開。

何より、目が死んでいる。
「おー、あーちゃん、大丈夫か?」
と、軽く背中をたたくと、こわばってカッチンカッチン。

こりゃいかん、こりゃヤバイ・・・。
一瞬にして、病院行き決定です。
まずは、昨夜に引きつづき、ダブルプリンぺランして。

お仕事は相変わらずの忙しさで、6月いっぱいはぎゅうぎゅうなのだけど。
とりあえず、午前は出勤して、午後からお客人も会議もすっぽかして半休とりました。
ウサギさんの匹数削減のための努力をしない会社の姿勢にトサカに来ているちゅんちき、この頃は 「ウサギを病院に連れて行くので」 とはっきり言って、お休みをいただきます。
ま、ヘンな顔されるだけですけど。


4時~6時半の空いた時間に診ていただけるとのことで、あい君にゴブちんもお供で出かけました。
ゴブちんはうっ滞常習犯ですし、過去の健診では色々言われた事もあるので、また違う先生に1度診ていただくのも良いでしょう。

そして、あい君。
思ったよりも事態は深刻で、 かなり危険な状態 に陥っていた事が判明しました。

初めは歯から見ていただいて、
「奥歯のここは処置しておきたい感じですね」
と、飛び出ているところを2箇所ほど削っていただいたのですが、お腹を触った瞬間、

「こりゃ、お腹だ。パンパンになってる。これは、もう、かなり危ないです。」って
確かに、触ると跳ね返ってくるくらいの圧で、めいっぱい胃が膨らんでいるのが分かりました。

まずは補液と酸素吸入をして状態を改善させてから、鼻からチューブを入れ、胃の中のものを吸い出すということです。
その最中に亡くなってしまう事もあるそうで・・・。

こりゃ、助からない場合の典型的なケースかもと思いつつ、少なくとも昨日の朝までは何ともなかったのに、たった1日でこんなに急変するものなの?
と、ウサギのうっ滞の怖さを改めて思い知らされたのでありました。

補液と酸素吸入は山口先生にしていただいて、待っている間も、あい君、ダメかもしれない・・・
というのが全然、現実味がなくて。

胃の中身がガスなのか液体なのかは、やってみないと分からないとのことですが、きち先生の予想はガス。
お腹をたたくと、ポンポンいい音がします。
鼻に局所麻酔の液を垂らしてから挿管し、シリンジで引くと・・・
出るは出るは、次から次へと液体が。
この下にガスがたまっているんじゃないかということでしたが、結局、最後まで液しか出てきませんでした。

正体は胃液だそうですが、何と 180mL もありました。
その臭いが大事で、腐敗臭がしたらヤバいそうですが、フツーに酸っぱい臭いしかなく、早期発見できて良かったということです。

という訳で、あい君、とりあえずは生還しましたが、まだ予断を許さない状態です。

まみ~の状態も軽くヤバいので、つづきは、また明日書きます。

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