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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

ヤッピーさん

ヤッピーさん

今日はヤッピーさんの命日でした。
ヤッピーさんの事はかたときも忘れた事はないけれど、まだ1年なんですね。
未だにヤッピーさんの穴はぽっかりと空いたままです・・・・
チェリーちゃんもちゅんちきも。

可愛い子ほど早死にするって法則があるような気がするのですが、ヤッピーさんが来たときは、まあ、この子は長生きするだろうよって思ったものでした。
ヤッピーさんは誰に懐く事もなく、いつも観葉植物の茂みや本棚のフィギュアと同化してひっそりとしていました。
何を話しかけても反応がなかったから、この子はきっと知的障害でもあるんでしょうなんて思ったものでした。
そんなヤッピーさんが豹変したのは、先代の桜文鳥バジルちゃんが亡くなった時でした。
仕事優先で餌替えのためだけに帰宅するような日々が続いてしばらくたった頃、バジルは肝臓を悪くして亡くなりました。
自分の身代りになって死んでしまったんじゃないかという気もして、バジルが死んで自分が生きているという事が許せず、心底、自分も死んでしまいたいと思ったものでした。
バジルちゃんが亡くなった日、ヤッピーさんは 「ボクがいるから大丈夫」 と言って、すっと寄り添ってくれました。
手にも乗らなかった子が、その日以来かたときもちゅんちきの傍を離れる事はありませんでした。

これからはヤッピーさんをうんと幸せにしてあげようと思ったのに・・・
チェリーちゃんという良き相棒を得て、よく食べよく遊んで楽しい時を過ごしたのもつかの間、メガバクテリアで闘病し、それが治った後も口角炎などの不調に悩まされ続け、最後はリンパ腫であっという間に亡くなってしまいました。
ヤッピーさんは私の命を救ってくれたのに、私はヤッピーさんの命を救う事ができなかった。
ヤッピーさんに何のお返しもできなかった。
本当に申し訳なく思います。


チェリーちゃんと


ヤッピーさんは不思議な力を持った子でした。
いつも、ヤッピーさんには 「次のミラクルはなーに?」 って聞いたものでした。
松岡先生に再会したときも、これはヤッピーさんのミラクルなんだって思いました。

ヤッピーさんは大好きだった先生に看取られて亡くなりました。
先生から連絡を受けたとき、ヤッピーさんは先生のところに飛んで行っちゃったんだな~
と、半分、自分の子じゃなくなってしまったような気がして、ちょっぴり寂しく思いました。
そして、その年の鳥類臨床研究会でヤッピーさんのリンパ腫は先生の発表のネタになりました。
ヤッピーさんはきっと、天国で鼻タッカダカだったことでしょう。


その後、先生にリンパ腫についてうかがう機会があったので、今更ですが書いておきたいと思います。
(といっても、断片的なメモしか残っていないのですが・・・)

鳥さんの場合、やはり生前の診断は難しいのだそうです。
血液検査でリンパ球の増加に気付いたとしても、その段階ではほぼ手遅れで、ヤッピーさんの場合、すでに全身に転移していたから、仮に生前に分かったとしてもどうしようもなかっただろうという事です。
以前、アメリカでタイハクさん(だったかな?)のリンパ腫が生前に判明した事例があったそうですが、その子はすぐに安楽死の処置がとられたそうです。
そのくらい大きな鳥さんなら、もうちょっと頑張ってみても・・・
と思うところですが、日本とは治療に対する考え方も違うから、という事です。
リンパ腫の治療という事になれば、注射するしか手段がなく、鳥さんの場合は定期的に投与できる血管を確保することが困難だそうです。
文鳥サイズじゃ、まず無理ですね。
また、腫瘍が疑われる場合、特定せずに治療を試みるケースもあるけれど、松岡先生は 「分からないままやりたくはない」 ともおっしゃっていました。
ヤッピーさんのように急に肝臓が肥大したケースでも、針を刺して細胞が取れるかといえば、ほぼできないし、出血が止まらなくなって検査で命を落とすことにもなりかねないといいます。
そのような場合は、いずれにせよ回復は見込めないので、どのように最期を迎えるかという選択になってしまうのでしょうね。

リンパ腫の原因としては、ウィルス感染という事も考えられるそうです。
鶏ではそれが確認されているけれど、文鳥に関しては全く不明だという事です。
鳥結核など、インコ類に対する影響が分かってきたものに関しても、文鳥にはどうかというのも不明なものが多いそうです。

11月のスペシャル健診のときに、とりあえずサンプルだけは採っていただいていたので、チェリユピについて検査可能な項目から見つくろって遺伝子検査もしていただきました。

チェリー遺伝子検査 ユッピー遺伝子検査
(クリックすると大きくなります)


チェリーはクラミジアとマイコプラズマに加え、リンパ腫の原因にもなりうるということでヘルペスウィルスについて検査していただきました。
ユッピーはクラミジアとマイコプラズマのみ。
チェリーにヘルペス陽性が出たら、ユッピーも検査を追加していただこうと思ったけれど、幸いにしてチェリーちゃんはオール陰性。
オカメのサブレがマイコプラズマ持ちなので、先生も当然感染しているものと思っておられたそうですが、意外でした。
そして、さらに意外だったのがユッピーのマイコプラズマ陽性。
サブちゃんとドンパチやっているうちにもらっちゃったのか、それとも親から引き継いだものなのかは不明です。
チェリーちゃんなんて、お迎えしたときはトリコモナスは出るはコクシジウム出るはで大変でしたから、いかにも何かありそうだったんですけど。
サブちゃんとのドンパチもチェリーちゃんの方がはるかに歴史が長いですし。

EZなんかもそうかもしれませんが、うつると言われていても、案外うつりにくいものなんじゃないのかな~
という印象はあります。
ヤッピーさんのメガバクテリアだって、あんなに仲良くチュッチュしていたチェリーちゃんには何度検査しても出ませんでしたし。

実は、ヤッピーさんについても残サンプルでヘルペスの検査をやっていただけるように松岡先生がCBLさんに掛け合ってくださったのですが、先日、ユキの手術でお邪魔したときには、
「真田先生、まだやってくださらないんですよ~」
と困り顔の松岡先生でした。
ワタクシ、気は長いのでちゅんちきが生きている間にやってもらえればいいや~
なんて思っておりますが。
結果を待っている間は、まだヤッピーさんが傍にいてくれる気がするから、あんまり早く出ない方がいいかもしれません。

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