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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

三度目の正直!?

まい君、8月4日の診察の様子です。

暑さと休みボケで頭パーチクリンのところに、あまりにもたくさん難しいことを言われたので、きち先生のおっしゃったことを正確にお伝えできるか、まったくもって自信なしです。
多少、間違っているんじゃないかと思いますが、その辺はちょっと割り引いて読んでいただければと思います。

待合室にいる間に、いつものように看護師さんが状況を聞きに来てくださったので、食欲がないことや倒れるときの様子を簡単に説明しました。
いつもお水を持って行っても飲まないのですが、暑い時だし、水分補給しないと可哀想よねと、今回は2倍希釈のアクアライトを持参してみました。
待ち時間が長くなりそうだったので、器に少し入れてみますと、まい君、飲んでくれました。

待合室に入ってくるなり、当然のように椅子に座ろうとして飼い主さんにたしなめられている愛嬌たっぷりの黒ラブちゃんがいて、たくさん遊んでいただきました。
おかげさまで、ちゅんちき、退屈せずに済みました。
大きなワンコ、最高です。



思ったよりも早く呼ばれて、まずは体重測定。
「2.18kg、増えてますね!」
「ホントだ、でも、今朝は2.13kgだったんです。
それで、牧草もペレットも食べないもんだから、ヤクルトめしにして、全部食わしてきました。」

「ヤクルトめしにすれば、食べるんですね。
じゃあ、これからもヤクルトめしにして、頑張って食べさせてください。」


「それから・・・最近、涙が出るんですよ。
最初に気がついたのが、この前診ていただいて帰って来たときで。」

きち先生、まぶたをペロッとめくって、
「そうですね、だいぶ赤くなっていたかな・・・
それは、いつが多いですか?」

「朝はちゃんと見てないからかもしれませんけど、夜に気がつくことが多いです。」
「そのときにね、白目の部分が赤くなってないか注意して見てください。」

改めて、まい君のうずくまり姿勢のこと、倒れるときの様子について説明しました。
「まだ、呼吸は速いですか?」
「はい、前はドキドキするのは抱っこされたときとかだけだったのが、今はケージでじっとして寝ているときも、“ブブブブブ・・・・・”ってものすごい音たてているんですよ。」
「う~ん、じゃあ、やっぱり心臓かもしれないな。」
(・・・途中、記憶喪失・・・)
「レンタルの酸素室とかもあるので、そういうのを試してみて、呼吸が楽になるかどうかを見るのも手です。」
のっけから、早口で心臓異常のパターンををまくし立てられたので、ちゅんちき、相槌を打ちながら、ほぼ右から左。

実は、ちゅんちき、こういうことがよくあります。
考え事をしていたり、キャパをオーバーしたりした時に無意識のうちにスルーしているようなのですが、何故か返事だけはちゃんとしているという・・・。
で、最後に、 「何だっけ?、今ちゃんと聞いてなかった。」
と言って、相手をがっかりさせることしばしばです。
「すごい、一生懸命聞いてくれてると思ったのに・・・・。」 って。

さすがにきち先生には 「何だっけ?」 と言えなかったので、とりあえずは心臓が悪いかもしれないのねということだけ理解して良しにしました。

「じゃあ、今日はレントゲンを撮らせてください。
心臓肥大がないかとか、そういうことを確認します。
血液は、今回やれば、また違う結果が出るかもしれないけど・・・
ウサギさんの1日は我々の1週間ですからね。
でも、血液には異常がないという前提で考えてみます。
可能性を一つずつつぶしながら、原因を突き止めたいと思います。」


ということで、レントゲン室に移動。
保定の看護師さんは来ないのかしら・・・?
と思っていたら、きち先生、こともなげに、お一人で撮影していらっしゃいました。
すげ~。

「現像に20分くらいかかりますから、これ吸わせてあげながら待っていてください。」
と1本のチューブを渡されました。
チューブの先からは酸素が出ていました。
それを、キャリーの中のまい君の鼻づらの前に差し出して、まい君とお話ししながら待ちました。
まい君がときどきチューブの届かない方を向いてしまうので、そのすきに自分でも吸ってみましたが、効果のほどは でした。
きち先生は、通りすがりに、
「酸素吸うと楽になるでしょ~」
なんて、話しかけて行かれましたけど。

きち先生はお忙しそうで、あっちをうろうろ、こっちをうろうろされていましたが、
また、通りすがりに、先にできた1枚を蛍光灯にかざし、胸の下辺りの像を見て、
「うん? ここに何かあるな・・・。」
「何ですか?」
「腫瘍かな?」
「えーーーっ! 腫瘍!?」
「いやいや、もう1枚できてみないと分かりませんけど。 
でも、一番やっかいな胸腺腫瘍なんかだと、この辺一帯、バーっと広がってますから。
これは、そんな感じじゃないですから・・・。」

「で、心臓は大丈夫なんですか?」
「いや、もう1枚できてみないと分かりませんから。」
「そうですよね・・・。」 (ぐしゅん)

ちゅんちきが、オーバーリアクションだったので、先生もヤバイと思われたか、
足早に立ち去って、2枚目は看護師さんが回収に来ました。

ヤッピーさんに続いて、まい君も・・・
そう思うとやり切れなかったです。
小さな文鳥に比べれば、ウサギさんは体力もあるし、治療の選択肢だってあるはず。
でも、人間だって難しいことが多いのだから、こんなウサ公なんて・・・
いろんな思いがぐるぐると回っていました。

その後、なかなか呼ばれないので、また、まい君とお話し。
「まいちゃんさー、なんかヘンなものできちゃったんだね~」
「・・・」 (顔を洗っている)
「まいちゃん、やっぱり、しんどかったんだね。
もっと早く分かってあげなくて、ごめんね。」

「・・・」 (酸素吸いながら、まったり)


ようやく、きち先生が呼びに来られて、まい君を連れて診察室に移動しました。

「メタカムってお持ちでしたっけ?」
「いえ、ないです。」
「じゃあ、メタカムって痛み止めなんですけど、これ出しますね。」
「あー、やっぱり痛かったんですか?
いつも、こう突っ伏しているのが、もしかしたら、すごく痛いんじゃないかな~って・・・」


「3つ、あります。」
と説明を始めたきち先生に、
(えっ、腫瘍、3つもあったんだ・・・)
ちゅんちき、早合点。


[その1] 

横向きに写したレントゲンの背骨のラインをさしながら、
「まず、背骨に加齢性の変化があります。
背骨の骨と骨の間の部分って、本来はどこも一緒のはずなんです。
ここ(腰の辺り)はこれだけ隙間がありますが、この辺(胸)は間が殆どあいてませんね。
歳をとると、こういう変化が出てきます。」

「それから、ここ。」

胸部の背骨の1つ1つから、足が生えたみたいにうっすらと筋が白く写っています。
「カルシウムが集まってきて、骨じゃなくていい部分にまで骨を作っちゃっています。
背骨の上に脊髄がありますが、もしかしたら、上にも伸びて脊髄を圧迫している可能性もあります。
それは、造影剤を注入して検査すれば分かるんですけど、僕はやりません。
以前、それでウサギさんを死なせちゃったことがあるんですよ。
造影剤を入れたときに、ウサギさんがこう動いちゃうと、造影剤が脳に逆流しちゃうことがあるんです。
だから、僕はやりません。
痛み止めを飲んでみてもらって、様子を見ます。

こういう痛みには、針が効くんですよ。
僕の友達で、杉並のエルム動物病院の山内先生っていらっしゃるんですよ。
都合がつけば、そちらに行ってみるといいと思います。
お灸なんかも自分でできるようになりますよ。
教えてもらえますから。」


そう言いながら、きち先生、メモ用紙にすらすらと電話番号まで書いています。
(え~っ、杉並・・・)
あんぐり口あいたまま絶句してしまいました。
確か、昨年、チーママさまのシジミ君が診ていただいた先生よね。
行くの大変だったみたいだし・・・。
ハクたんのために買ったバギーに乗せて行けば大丈夫かな?
と、また、頭の中がぐるぐる。 


[その2]

「それから、心臓も大きいです。」
今度は、レントゲンの上から写した方をさして、
「心臓の胸腔に占める割合も大きいです。」

もう1枚、他のウサギさんのものを隣に並べて、
「普通はこのくらいです。
まいちゃんが、こうです。」


確かに、まい君、かなり大きい。
誰よりも小心者のまい君なのに、心臓は大きいの?
いつも、ひとより余計にパクパク心臓を打っているから・・・寿命も短いの?

「心臓に異常があって大きいのか、それとも代償性肥大なのかは、レントゲンからは分かりません。」
呼吸が苦しくて、頑張ってパクパクして心臓が大きくなってしまうこともあるそうです。

メモ

「たとえで話すと、余計ややこしくて分からなくなると言う方もいらっしゃるんですが・・・」
と言いながら、メモ用紙に絵を描き始めるきち先生。(写真右)
「これ、馬です。
馬が坂道を荷物を引いて登っています。」

(何でウサギさんじゃなくて、馬の話になるの???)

「この馬を楽にしてあげるにはどうしたらいいか。
まずは、坂の角度を低くしてあげればいい。
息が苦しくて心臓がパクパクしているときに、血管を広くしてあげればいい。
これの薬がエナカルド。
これは、いつもかも血管を広げるんじゃなくって、苦しいときにはアンテオキシンってのが悪さしているんですけど、このアンテオキシンが出てきたときにだけ血管を広げます。」


「それから、荷物に車輪を付けてあげればいい。」
そう言いながら、四角い荷物に車輪を書き加えました。
「それがジピリダモール。
これは血液をサラサラにして流れやすくします。」


「その他に、荷物をおろしてあげればいいということで、オシッコがよく出るように利尿剤とか、
馬に鞭打てばいいということで、強心剤を使うこともありす。
でも、いろいろ難しい面もあるので、今回は使いません。」


何でウサギの心臓肥大の治療のたとえがお馬さんなんだろうって、そのときはつながりがさっぱり分かりませんでしたが、1日たって思いだしながら書いていると、なんとな~く分かった気も・・・。

「あの・・・
さっき、この骨から出てるコレ、なんておっしゃいましたっけ?」

あまりにも頭が混乱しているもので、よく聞き取れなかった部分について聞いてみました。

「あ、録音してもいいですからね。
よく、ここに録音機置いてる方いらっしゃいますよ。」

「いえ・・・そこまでは・・・。」
診ていただいている目の前でノート取るのって、あんまり露骨でイヤだから、覚えて帰る主義なんですが、きち先生、機関銃のようにいろんなことおしゃるので、ついていけません。

「でも、よく動画撮ってる方、いらっしゃいますね。」
「えっ、そうですか。」
ネットで「きち先生」を検索すると、結構、無麻酔の歯科治療の様子なんかの動画にヒットします。
本人がご存じないはずはないと思いますが・・・。

で、きち先生、もう一度、メモ用紙に書きながら説明してくださいました。(上の写真左)
「甲状腺の上に上皮小体という小さな器官がついてます。
ここに異常があると、カルシウムバランスが狂って、いろんなところにカルシウムを沈着させて骨の組織を作り始めます。
骨と骨の間にブリッジを作ったり、骨だけじゃなくて、臓器にくっついちゃう場合もあります。
まいちゃんは大丈夫ですけど、心臓の冠状動脈にびっしりくっついて、真っ白に写る子もいます。」


何回聞いても分かった気がしなかったけれど、一応、自分が理解したのがこんなところ。
きち先生は、もっとちゃんと説明してくださったはずなんですけど。
分からなかったら、ごめんなさい。


[その3]

そして、さらに、
「あと3つ目がこれです。」
そう、それそれ。
さっき、きち先生が 「腫瘍かな~」 とおっしゃっていたもの。

「肺に水がたまる肺水腫である可能性と、腫瘍である可能性があります。
腫瘍かどうかは、開いてみないと分かりません。
埼玉に針を刺すのが得意な先生もいらっしゃるんですが・・・
細胞とって培養するんですが、それでも30例やって1匹助かるくらいの確率だそうです。」


「血液検査では腫瘍は捕まらないんですか?」
「殆ど末期にならないと出て来ないです。」

胸腔とその下の臓器の境い目のところを指して、
「腫瘍の場合は、胸水がたまることが多いんですが、胸水がたまると、この部分のエッジが丸くなるんですよ。
まいちゃんは、まだちゃんとここに角があるから大丈夫だと思います。」





とりあえずは、腫瘍である可能性は高くないと理解しましたが、本当のところは分からない。
心臓のお薬で呼吸を楽にするのと、脊髄が圧迫されている可能性を考慮して痛み止め。
まずは、これでやってみましょうということでしょう。

「この薬は、肝臓で代謝されて初めて効果が出ます。
だから、飲んでから2日くらいしないと効き目が出ません。
木曜か金曜の夜に、どんな感じかまた電話をもらえますか。
僕の予想だと、呼吸が楽になって非常にさわやかになっているんじゃないかと思うんですけど。」

ああ、これで楽になるのねと思ったけど、あと2日も我慢しなきゃならないのね・・・
と、ちょっと切ないです。


お薬


あと、お薬の注意事項。
「メタカムは高いお薬ですから、こぼさないように気を付けてくださいね。
これは、甘いからいいんですけど、エナカルドは苦いので、ヤクルトめしに混ぜちゃうとか、工夫してあげてください。」

薬といえば、シリンジで飲ませるしか頭にないちゅんちきでしたが、確かにそうです。
まい君、小心者で、お薬飲むのも死にそうな感じですから・・・
これからは、ヤクルトめしに混ぜてしまいましょう。

最後にきち先生、横向きのレントゲンのお腹の辺りを指して、
「レントゲンでも、お腹の状態はすごくいいですね。」
「そうなんです。
この子たちは本当にお腹が丈夫で。
もう、お腹で心配したことなんて一度もないんですよ。」


上皮小体の異常で、カルシウムバランスが云々という話があったので、
「食餌で気をつけた方がいいことはありますか?」
「カルシウムは多くても少なくても、いろいろあるし・・・
まだ分かってない部分が多いんですよ。
だから、気にしなくていいです。」


「ステラロールは、どうすればいいですか?」
「う~ん・・・
両方飲んでると、どっちが効いてるのか分からなくなっちゃうから・・・
じゃあ、ステラロールはやめましょう。」

「分かりました。」
ということで、診察終了。


頭がぐっちゃになったままでしたが、お会計を待っている間、3つのポイントを再確認。
 ◆ 椎間板が狭くなっている部分がある。
   背骨にカルシウムが沈着して脊髄を圧迫し、痛みがある可能性も。
 ◆ 心臓肥大。
 ◆ 肺水腫もしくは腫瘍。



ようやく、まい君の不調の原因がつかめたので、先生も自分も少しばかりすっきりしました。
でも、これからどうなっちゃうんだろう・・・という不安も。
まい君は、死ぬまで心臓のお薬を飲み続けなきゃいけないのかしら・・・?
はる君とあい君は大丈夫なのかしら・・・?
ま、トリプル攻撃は勘弁してほしいですが。

結果論ですが、最初にフルコースで検査していただいていれば、一度で済んだのにな~
というのはあります。
まい君は、通院の翌日は目に見えて食欲が落ちるので、相当に負担になっているのだろうと思います。
手順を踏んで、一つ一つ消していかないと分からない部分も確かにあるんでしょうし・・・。
難しいです。


お会計です。
 診察料        1000円
 レントゲン検査   4500円
 内用薬        2500円×2
 消費税         525円   
 合計         11,025円

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