
今日、小耳に挟んだイヤ~な話。
夜、帰る前にウサギさんチームの研究室にお届けものを持って行きました。
ちょうど、お偉いさん2人で語り合っているところでした。
「ちゅんちきさん、ダッチ、いっぱい余っとるってよ。」
「え? 雌雄2匹ずつじゃ・・・ 他にもいるんですか?」
「キャンセルが出て、ブリーダーさん、困っとるってよ。」

はは~ん、合点がいきました。
12月中旬にダッチウサギが入ってくるのですが、夏ごろに聞いた話では、「また100匹規模の試験らしい」ということだったのが、秋には「54匹」に減っていました。
半減した理由が、ブリーダーさんの方で同じ時期に引き合いがかぶっていて、繁殖が追いつかないということでした。
それで試験規模を縮小したらしいのですが、こちらの担当の人が心配していたんです。
お客さま(医薬品メーカー)が、他のラボにも見積もりを出していて、ブリーダーさんには同じ話が2社から来ているんじゃないかと・・・。
それで、つぶし合って使われるウサギさんの数が減るのなら結構な話じゃないかと思ったのが、どうやら最悪の事態になったようです。
2社、見積もりを取れば、本命の方が高い金額を提示してもたたけるからトカナントカ・・・そんな理由かどうかは知りませんが、メーカーさんも罪なことをしてくれたものです。
ブリーダーさん、すっかりその気になって、せっせと100匹あまりの子ウサギを産ませて育ててみれば、半分はキャンセルという・・・。
12月中旬に3、4箇月齢くらいで入ってくるのでしょうから、逆算すれば、今は生後1ヵ月すぎ。
可愛い盛りです。
ふわふわの白黒の子ウサギたちがそろそろ離乳しようという頃になって、キャンセルじゃぁねぇ。
白ウサギなら、いくらでも使い道はあるのですが、ダッチはそんな訳にいきません。
だからこそ、ブリーダーさんは受注生産しているのに。
「ペット業界じゃ、ダッチはあまり流通していないから、欲しい人いると思うんですけどねぇ。」
「こんな、たけぇウサギ、買う人おらへんよ。」
ダッチ1匹のお値段は4万円近く。
でもね、細菌・寄生虫検査済みの「先天性の病気なし」の折り紙つきのお子たちです。
血統書なんかよりも、こっちの方がよっぽどありがたいですから、うまく流通できれば命を無駄にしなくてもすむんだけどな~。
ブリーダーさんだって余った子は処分せざるを得ないでしょうが、さすがに可愛い盛りのダッチを手にかけるのは人間の情として、切なすぎる。
何とか全部買ってくれないかとウチに泣きついて来たのかもしれません・・・
仮にメーカーさんに責任とってもらって、100匹使うことになったとしても、何だかな~って、そんなお話です。
夜、帰る前にウサギさんチームの研究室にお届けものを持って行きました。
ちょうど、お偉いさん2人で語り合っているところでした。
「ちゅんちきさん、ダッチ、いっぱい余っとるってよ。」
「え? 雌雄2匹ずつじゃ・・・ 他にもいるんですか?」
「キャンセルが出て、ブリーダーさん、困っとるってよ。」

はは~ん、合点がいきました。
12月中旬にダッチウサギが入ってくるのですが、夏ごろに聞いた話では、「また100匹規模の試験らしい」ということだったのが、秋には「54匹」に減っていました。
半減した理由が、ブリーダーさんの方で同じ時期に引き合いがかぶっていて、繁殖が追いつかないということでした。
それで試験規模を縮小したらしいのですが、こちらの担当の人が心配していたんです。
お客さま(医薬品メーカー)が、他のラボにも見積もりを出していて、ブリーダーさんには同じ話が2社から来ているんじゃないかと・・・。
それで、つぶし合って使われるウサギさんの数が減るのなら結構な話じゃないかと思ったのが、どうやら最悪の事態になったようです。
2社、見積もりを取れば、本命の方が高い金額を提示してもたたけるからトカナントカ・・・そんな理由かどうかは知りませんが、メーカーさんも罪なことをしてくれたものです。
ブリーダーさん、すっかりその気になって、せっせと100匹あまりの子ウサギを産ませて育ててみれば、半分はキャンセルという・・・。
12月中旬に3、4箇月齢くらいで入ってくるのでしょうから、逆算すれば、今は生後1ヵ月すぎ。
可愛い盛りです。
ふわふわの白黒の子ウサギたちがそろそろ離乳しようという頃になって、キャンセルじゃぁねぇ。
白ウサギなら、いくらでも使い道はあるのですが、ダッチはそんな訳にいきません。
だからこそ、ブリーダーさんは受注生産しているのに。
「ペット業界じゃ、ダッチはあまり流通していないから、欲しい人いると思うんですけどねぇ。」
「こんな、たけぇウサギ、買う人おらへんよ。」
ダッチ1匹のお値段は4万円近く。
でもね、細菌・寄生虫検査済みの「先天性の病気なし」の折り紙つきのお子たちです。
血統書なんかよりも、こっちの方がよっぽどありがたいですから、うまく流通できれば命を無駄にしなくてもすむんだけどな~。
ブリーダーさんだって余った子は処分せざるを得ないでしょうが、さすがに可愛い盛りのダッチを手にかけるのは人間の情として、切なすぎる。
何とか全部買ってくれないかとウチに泣きついて来たのかもしれません・・・
仮にメーカーさんに責任とってもらって、100匹使うことになったとしても、何だかな~って、そんなお話です。


