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兎鳥庵 日記

インコ2羽と ウサギ5羽にヒト1人の日常です。 - ときどき実験ウサギさん里親募集 -

おサルさん

職場の宴席での話。
10年ほど前、会社を辞めて、最近また戻ってきた人がいます。
親類の経営するペットショップの店舗拡大に伴い、そちらの仕事をされていたのですが、結局うまくいかなかったらしいです。
(なかなか大変な業界のようです)

そこのショップに、昔、サルがいました。
種類は忘れてしまったのですが、 「ももちゃん」 という名前の、よく馴れた可愛い子でした。
周りにはいつも女子高生が群がっていて、お店の看板娘でした。
ここ何年もそのお店には行っていなかったので、
「あのサルはどうなった?」 と尋ねたら、
「売れたよ」 とのこと。
「あら、良かったわね~」 なんて言っていたのですが、いろいろとドラマがあったのだそうです。

最初の飼い主さんは、本当に可愛がっていたらしいのですが、シモのお世話がどうにもこうにもならなくなって、結局はお店に返しに来た。
でも、しばらくすると、 「やっぱり、あの子がいないと寂しくてならない」 と言って、再びお買い上げ。
けれど、また、行き詰って・・・とその繰り返しだったそうです。
3回くらい、その人とお店の間を行ったり来たりしていたのですが、最終的には、数年前、木下サーカスが隣市にやって来たときに、そこの団員さんがとっても気に入ってくださり、お買い上げになったということです。
「それくらいの人じゃなきゃ、やっぱりサルは無理なんですね~」
「うん、好きなだけじゃ飼えない。」

我が身を振り返って、命をお引き受けする責任というものを改めて考えさせられました。
どれだけ好きでも、実際に、自分にその子を幸せにする力があるのか・・・
そういう意味で己を知るということも大切だな~と。
かわいいから、自分が寂しいから・・・それだけで買われて、不幸な目にあっている動物たちもたくさんいるのでしょうね。
ももちゃんが、今は新しい飼い主さんと幸せに暮らしているであろう事を嬉しく思いました。

「ところでさ、お引き取りするときは返金とかするの?」
「いいや、引き取るときはタダだよ。」
「んで、次はまた定価で売るの?」
「もちろんだよ。」
「いいお客さんでしたね。」
「うん、あのサルは十分、モトを取った。」
(なんだ、結構、いい商売してたじゃないですか)

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